「休肝日なんて無理」と思っていた私が、減酒治療アプリ「HAUDY」を使ってみた

私はHAUDY(ハウディ:減酒治療補助アプリ)を始めるまで、ほぼ毎日お酒を飲み、「休肝日なんて自分には無理」と思っていました。

そして、HAUDYを使い始めて約2か月。現在は週4日の休肝日をつくれるようになり、自宅で飲む量も大きく減りました。

一方で、「ここは良かった」と感じるところもあれば、料金や使い勝手など「ここは改善してほしい」と思うところもあります。

この記事では、実際に診断を受け、HAUDYによる減酒治療を受けた私自身の経験をもとに、HAUDYとはどんな治療アプリなのか、実際に使ってどうだったのか、飲酒量はどう変化したのかを率直に書いてみたいと思います。

※本記事は私個人の治療体験です。薬の効果や副作用、治療経過には個人差があります。医学的な情報については、公的機関・学会等の資料を併記しています。

 

「葡萄ジュースの方が美味しい」と思っていた私がワインにハマるまで

現在、私は50歳です。実は40代前半まで、お酒はどちらかというと苦手な方でした。

もともと人見知りということもあって、お酒の席への参加をなんとか逃げおおせるタイプ。

とくにワインなんて、

「何カッコつけてんだろう?」

「葡萄ジュースの方が美味しいのに」 と、ちょっと冷めた目で見ていました。

そんな私がお酒を飲むようになったきっかけは、40代半ば頃から始まった妻との晩酌でした。

最初はビールだけ。

妻と一緒に飲みながら話していると、自然と夫婦の会話も増えます。

1杯、2杯。

そのうちハイボールも飲むようになり、お酒を飲む時間そのものが楽しくなっていきました。

そして、サイゼリヤで、運命的な出会いをしてしまいます。

妻が、グラスワインの赤のお供に、フレッシュチーズとトマトのヤツを頼んだときのこと。

少し食べさせてもらい、少し飲ませてもらうと、

「メチャクチャ合う!」

それまで「葡萄ジュースの方が美味しい」と思っていた私にとって、これは衝撃でした。

ワインとは、単体で飲むものではなく、食事の一部なんだ。と、考えを改めました。

そして、そこからワインにもハマり始めました。

すると、お酒が美味しいから、つまみが欲しくなる。

つまみを食べると、またお酒が欲しくなる。

 

私がお酒にハマっていった循環

お酒がおいしい
↓
つまみが欲しくなる
↓
つまみを食べる
↓
また飲みたくなる
↓
さらに飲む
↓
眠くなる
↓
風呂前に寝る/中途覚醒
↓
睡眠が乱れる
↓
そして、デブる。
↓
でも…「飲んでいる時間は楽しい」
↓
また次の日も飲む

 

そんな感じで、少しずつ「沼って」いったのだと思います。

気づけば、飲まない日を想像することすら難しくなっていました。

 

「あぁ、これは依存しているな」― 毎日の飲酒が当たり前になっていた

ある日のこと。

その日は、ビールを2本、ワインを2杯ほど飲んでいました。

基本、お酒に弱いので、もう十分に酔っています。

お風呂にも入りました。

「よし、あとは寝よう」

そう思ったときでした。

 

ふと頭の中に、

「最後にもう一本、ビールを飲んでから寝たい」

という考えが浮かびました。

 

もう十分飲んでいる。

喉が渇いているわけでもない。

あとは寝るだけ。

それなのに、もう一本飲みたい。

そして私は、実際にそのビールを開けました。

しかも、美味しかった。

 

そのときです。

「あぁ、これは依存しているな」

と、自分ではっきり自覚しました。

 

当時の基本的な飲酒量は、

ビールまたはハイボール350ml缶を2本+ワイン2杯。

これをほぼ毎日。

飲み会に行けば、その倍くらいになることもありました。

「少し減らした方がいいんだろうな」とは思います。

でも、休肝日をつくれるイメージがまったく湧かない。

これが最近の私でした。

 

減酒治療アプリ「HAUDY」との出会い

ちょうどその頃、私は「メンタルヘルスとAIの活用」に興味を持っていました。

たまたま参加した「精神科でAIを使うこと」という講演で、ある精神科医の先生が、ご自身のクリニックでアプリを使った減酒治療を行っているという話をされていました。

それが、HAUDY(ハウディ)でした。

ちょうど、「自分の力だけでお酒を減らすのは難しそうだ。何かの力を借りた方がいいかもしれない」と、思っていた時期でもありました。

 

すぐにスマートフォンへダウンロード。

ところが、「処方コード」の入力を求められます。

「処方コード?」

ここで初めて、HAUDYが普通の健康管理アプリではなく、医師による診療の中で使用する治療用アプリだと理解しました。

 

HAUDYとは?アルコール依存症の減酒を支援する治療アプリ

HAUDYは、アルコール依存症患者の飲酒量低減治療を補助するプログラム医療機器です。飲酒記録だけでなく、心理社会的治療の学習・実践や、医師との情報共有などを通じて減酒を支援します。

正式名称は「CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリ」

2025年に薬事承認・保険適用されました。

日本アルコール・アディクション医学会などの適正使用指針によると、患者自身が心理社会的治療について学び、実践する「患者アプリ」と、医師が患者の日常状況を把握し、心理教育や動機づけなどに活用する「医師アプリ」から構成されています。

HAUDYによる減酒治療のイメージ

【医師による診察】
↓
治療目標を一緒に考える
↓
【HAUDYを日常生活で使う】
・飲酒量を記録する
・飲酒目標を設定する
・アルコールについて学ぶ
・対処方法を学ぶ
・実際の生活で試してみる
↓
【記録された情報を医師も確認】
↓
次回の診察で一緒に振り返る
↓
また日常生活で実践する

 

私が使ってみて感じたのも、まさにこの部分でした。

診察室だけで治療するのではなく、普段の生活の中で減酒に取り組む。

そこが普通の飲酒記録アプリとの大きな違いだと思います。

HAUDYに効果のエビデンスはある?

承認の根拠となった国内の無作為化比較試験では、HAUDYを心理社会的治療と組み合わせた群では、対照群と比べて、12週間後の多量飲酒日数と総アルコール摂取量が有意に減少した。

CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリ適正使用指針|日本アルコール・アディクション医学会

 

HAUDYを使うために受診。まさかの「アルコール依存症」という診断

近所でHAUDYを扱っているクリニックを探しましたが、なかなか見つかりません。

そこで、

「だったら、講演していた先生のところに行ってしまおう」

と受診することにしました。

自分の減酒が目的なのはもちろんですが、もしうまくいけば、福祉施設の職員や利用者様など、お酒の問題で困っている人にも実体験をもとに紹介できるかもしれない、という思いもありました。

診察前には、AUDITやKAST-Mなどのスクリーニングテストを受けました。

そして診察で先生から、

「アルコール依存症の診断基準を満たしますが、本当に診断してもよろしいですか?」

と聞かれました。

 

ここで少し戸惑いました。

一応、専門職として、アルコール依存症は重症化する前から介入することが大切だということは理解しています。

でも、

「知識として理解していること」と「自分にアルコール依存症という病名がつくこと」は、まったく別の話でした。

少し複雑な気持ちになりました。

それでも、まず自分の状態を受け止めよう。

私は診断を受け、HAUDYによる治療を始めることにしました。

 

自分の飲み方が気になる人へ|AUDITとKAST-M

飲酒について気になっている人が、自分の状態を確認するために利用できるスクリーニングテスト(病気の可能性を調べるテスト)があります。

AUDITは、アルコール関連問題のスクリーニングとして国際的に広く使用されている尺度です。

KAST-M(久里浜式アルコール症スクリーニングテスト男性版)は、日本人男性を対象として作られたスクリーニングテストです。

久里浜医療センターのWebサイトから実施できます。

AUDITをやってみる|久里浜医療センター

KAST-Mをやってみる|久里浜医療センター

※これらは診断そのものではありません。結果が気になる場合には、医療機関などの専門家へ相談するための一つの目安として活用してください。

 

HAUDYと減酒薬「セリンクロ」で治療開始

診察では、

「減酒薬もありますけど、どうしますか?」

と聞かれました。

提案されたのは、セリンクロ(ナルメフェン塩酸塩水和物 )

 

私はHAUDYを試すつもりで受診していたので、薬物療法までは考えていませんでした。

少し迷いました。

でも、 好奇心が勝ってしまって、

「せっかくなので、両方やってみます」

HAUDY+セリンクロ

私の減酒治療が始まりました。

 

ところが、私の場合は、めまいや気持ち悪さ、中途覚醒などが出ました。

とてもお酒どころではありません。

 

結果、

強制的に休肝日ができました。

 

副作用は本当につらい。

でも、そこで一つ大きなことに気づきました。

「一日、お酒を飲まずに過ごせた」

のです。

「あれ? 飲まない日って、つくれるんだ」

 

ほんの一日です。

でも、

自分で自分をコントロールできるかもしれない。

そんな感覚が少し生まれました。

 

「飲む日」と「飲まない日」が初めてできた

その週、飲み会が2回ありました。

飲み会では普通に飲む。

一方、自宅では飲まない日ができる。

飲み会の翌日は、自然と欲しくない日がありました。

そんな一週間を過ごしました。

ただ、薬の副作用と思われる症状が続いたため、1週間後の診察にて相談しました。

 

先生はHAUDYに入力された私の記録を確認しながら問診してくれます。

私は、

「セリンクロの副作用が酷すぎたおかげで、お酒を飲む気になれず、結果的に減酒できています」

と正直に伝えました。

 

先生からは、

「副作用が出るなら、すぐ中止しましょう」

と言われ、セリンクロは即中止になりました。

 

この時点で感じたHAUDYのメリット

私がHAUDYに最も価値を感じたのは、単なる飲酒記録ではなく、セルフモニタリング、心理教育、ストレス対処、医師との情報共有がセットになっていることでした。

とくに、飲むたびに1杯ずつ入力する。

これが意外と効きました。

「もう一杯いこうかな」と思ったとき、

「いや、今日はここまででいいか」と、ブレーキがかかる。

さらに、実際の飲酒記録を医師も確認できます。

「最近どうですか?」

と記憶だけを頼りに話すのではなく、実際の行動データを見ながら一緒に振り返れる。

これは治療アプリならではのメリットだと思います。

 

 

セリンクロを中止。(血液検査でCK7,700)

セリンクロを中止し、今度はレグテクト(アカンプロサートカルシウム錠)という薬について相談しました。

処方してもらうことになり、念のため血液検査も行いました。

ところが翌日、先生から電話。

「CKが7,700あります。すぐ内科へ行ってください」

私はまったく自覚症状がありません。

「別に大丈夫ですよ」と答えると、

「悪性症候群の可能性もあります。本当に危険な数値なので、必ず内科を受診して連絡をください!」と、先生から強く受診を勧められました。

 

CK(クレアチンキナーゼ)は、主に筋肉(骨格筋)や心臓、脳に多く含まれる酵素で、これらの組織が傷つくと血液中で値が高くなるため、筋肉や心臓、脳などのダメージを調べる指標として用いられます。

CK値の基準値は、一般的に男性で59〜248U/L、女性で41〜153U/Lとされ、男性のほうがやや高めです。これらを大きく超える高値、特に1,000U/L以上、なかでも5,000U/Lを超えるような場合は、横紋筋融解症や重症の心筋障害など命に関わる状態の可能性があり、至急の精査・治療が必要です。

引用: 「血液検査のCK値」の”異常値で現れる症状”はご存じですか?基準値や原因も医師が解説 | メディカルドック

 

たしかに、ヤバそうだ・・・

急遽仕事を切り上げ、内科へ。

もう一度採血すると

CK 18,800。

そのまま4泊5日の入院となりました。

 

緊急入院。横紋筋融解症と診断された

診断は横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)でした。

ここは誤解のないように書いておきます。

「セリンクロを飲んだから横紋筋融解症になった」と原因が特定されたわけではありません。

私はランニングをしており、当時かなり走っていました。

そして、飲酒量も多かった。

さらに、夏場のランニングなので、暑さや脱水などの影響も考えられました。

それにプラスして、セリンクロの副作用も可能性の一つとして考えられました。

最終的には、複数の要因が絡み合った可能性があるという説明で、原因を一つに特定することはできませんでした。

そして、処方されたレグテクトは1錠も飲まないまま、4泊5日の入院。

結果的に、

5日間の強制断酒となりました。

 

退院後、初めて「自分の意思」で休肝日をつくった

退院後は、2週間ほどいろいろなことをセーブしました。

私には、半年後の

12月の那覇マラソンを完走する

という目標がありました。

 

「もう一度復活して、那覇マラソンを走りたい」

だったら、まず身体をしっかり治そう。

そこで2週間、

走るのをやめました。

そして、

お酒を飲むのもやめました。

 

ここまでとは意味が違います。

「薬の副作用で飲めない」

でもなく、

「入院しているから飲めない」

でもない。

「自分がやりたいことのために、自分で飲まないことを選んだ」

のです。

動機づけ面接法でも大事な部分、「人は自分の言った言葉を信じる傾向がある」ということを身をもって体験しました。

そして、「休肝日なんて無理」と思っていた自分が、気づけば2週間飲まずに過ごしていました。

 

断酒ではなく減酒へ。「飲む日」を自分で選ぶ

2週間が過ぎ、身体が回復してくると、別の問題も出てきました。

妻です。

私が飲まなくなって、妻は少しつまらなさそうでした。

そもそも私がお酒を好きになったきっかけの一つは、妻との晩酌です。

一緒に飲むと会話が増える。食事も楽しい。

私にとって夫婦関係の優先順位はかなり高い。

だから、

「もう一生 飲まない」

という選択をしたいわけではありませんでした。

 

そこで、

仕事が休みの日、またはその前日は一緒に飲む。

その代わり、

それ以外の日は休肝日にする。

と決めました。

すると、だんだん、

「飲む日」と「飲まない日」を自分で選べるようになっていきました。

 

「飲みたい!」と思ったときの私の対処法

HAUDYで学んだ行動療法的な考え方を参考に、お酒以外の楽しみを入れることもあります。(以下の画像を参照)

私の場合は、以前に禁煙の際に学んだ渇望サーフィンも使います。

渇望を無理になくそうとするのではなく、波のようにやって来て、やがて去っていくものとして乗りこなす。

そうすると、

「あれだけ飲みたかったのに、もういいかな」となる日も増えてきました。

それでも飲みたければ、飲みます。

私が目指しているのは、

「絶対に飲まない人」になることではありません。

飲むか、飲まないか。それを自分で選べるようになることです。

 

HAUDYを使った結果|毎日飲酒から週4日の休肝日へ

私の場合、HAUDY開始前はほぼ毎日飲酒していましたが、約2か月後には週4日の休肝日をつくれるようになりました。自宅での飲酒量も大きく減っています。

私にとって、一番変わったのは酒量そのものではありません。

「自分で選べる」という感覚でした。

そして、もう一つ。

お酒は、たまに飲むから美味しい。

毎日飲んでいた頃よりも、休肝日がある今の方が、飲む日のビールやワインを美味しいと感じています。

HAUDYを実際に使って感じたメリット・デメリット

HAUDYを約2か月使った私の評価としては、心理教育、セルフモニタリング、ストレス対処、医師との情報共有には大きなメリットを感じました。一方、通知機能と料金については改善してほしいと感じています。

改善してほしい① 「通知バッジ」

HAUDYにも通知は来ます。

ただ、LINEの「❶」のような通知バッジが残りません。

通知自体は簡単に消せるため、

「今日まだ入力していない」

ということを忘れてしまう。

実際、私も忘れる日があります。

セルフモニタリングが重要なアプリだからこそ、未入力が視覚的に残る仕組みは欲しいところです。

 

改善してほしい② 「料金」

そして、シンプルに料金が高い。

もちろん普通のスマホアプリではなく、保険診療で使用する医療機器です。

それは分かっています。

でも、私の場合は診察などを含めて毎月4,000円弱。

さらに通院の労力や交通費もかかります。

スマホの中に入っている「アプリ」という見た目だからこそ、

「アプリに毎月4,000円か……」

と感じてしまうところはあります。

比較対象が違うんですけどね。

治療ですから。

HAUDYはいつまで使うか?  私は約3か月で「卒業」する予定

私は6月15日にHAUDYを開始し、9月の診察を一区切りとして終了する予定です。

休肝日を自分でつくれるようになり、現在は減酒のための薬も必要としていないためです。

今後は無料または低額の飲酒記録アプリへ乗り換え、セルフモニタリングは続けようと思っています。

「だったらHAUDYはいらなかったのでは?」

と思う人もいるかもしれません。

私は、そうは思いません。

むしろ、

HAUDYをずっと使わなくてもよいと思えていること自体が、一つの成果なのではないか

と思っています。

日本アルコール・アディクション医学会の適正使用指針でも、使用継続の必要性は患者の状況を踏まえて医師が総合的に判断し、一度アプリ治療が不要になった後でも、必要になれば再使用できるという考え方が示されています。

飲酒量低減治療補助アプリ適正使用指針 (第1版)

 

最後に、お酒を減らしたい人へ伝えたいこと

もし、HAUDYを始める前の自分が目の前にいたら。

私は、こう伝えると思います。

「まずは、自分が依存していることをやさしく受け止めよう。」

依存症という言葉には、どうしても重いイメージがあります。

「自分はそこまでではない」

「仕事もできている」

「家族とも普通に生活している」

「朝から飲んでいるわけでもない」

 

私自身、アルコール依存症という診断名が自分につくことには、少し抵抗がありました。

でも、

「ちょっと、お酒との付き合い方がおかしくなってきたかもしれない」

と思った時点で、医療に気軽にアクセスしてみていいのです。

 

そして、もう一つ。

どんな治療法があるか、直接、専門家に聞いてみよう。

「酒をやめるか、やめないか」

だけではありません。

 

私の場合は、

HAUDYという治療アプリがありました。

薬物療法という選択肢もありました。

セルフモニタリングがありました。

心理教育がありました。

ストレスへの対処方法がありました。

マインドフルネスも使いました。

そして何より、

「一日飲まなくても大丈夫だった」という小さな経験がありました。

その一日が、

数日になり、

今では週4日の休肝日になっています。

そして、皮肉なことに―

毎日飲んでいた頃よりも、今の方がお酒を美味しいと感じています。

 

私にとっての減酒は、

お酒を捨てることではなく、

お酒との付き合い方を、自分の手に取り戻していくこと

なのかもしれません。

 

HAUDYについての疑問と回答

HAUDYは普通の減酒アプリですか?
いいえ。HAUDYは一般的な健康管理アプリではなく、アルコール依存症患者の飲酒量低減治療を補助するプログラム医療機器です。医療機関から発行された処方コードを使って開始します。

アルコール依存症と診断されないとHAUDYは使えませんか?
適正使用指針では、対象は飲酒量低減を治療目標とし得る、入院中ではないアルコール依存症患者とされています。HAUDY自体がアルコール依存症を診断するものではありません。

HAUDYは飲酒記録だけのアプリですか?
違います。飲酒記録に加えて、心理社会的治療について学び、行動目標などを実践します。医療従事者は患者の入力データや飲酒記録を確認しながら診療に活用します。

HAUDYだけ使えば減酒できますか?
HAUDYは単独で自己流に使用するものではなく、適正使用指針では、医師・医療従事者による心理社会的治療とともに使用することが示されています。

HAUDYはどのくらい記録すればいいですか?
適正使用指針では、有効性を担保する観点から、来院前28日間のうち**12日以上(平均すると週3日以上)**の飲酒記録が使用要件として示されています。また、飲酒量低減を目標とした心理社会的治療では、毎日の飲酒量のモニタリングが重要とされています。

HAUDYをいつまで使うかは決まっていますか?
一律ではありません。患者の状態を踏まえて、医師が継続の必要性を総合的に判断します。一度不要になった後でも、再び治療が必要になった場合の再使用は可能とされています。

引用:一般社団法人 日本アルコール・アディクション医学会 飲酒量低減治療補助アプリ適正使用指針 (第1版)

 

今回のブログ記事は、体験記だったため、かなり長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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