子笑新プログラム第2弾

みなさん、明けましておめでとうございます。
SHIPヒューマンリソース推進室の若林です。
 
今年は多くの新規事業控えていますが、みんなで力を合わせて頑張って行きましょう。
 
そんな中、今回は放課後等デイサービス子笑新プログラム第二弾です。
 
放課後等デイサービスを運営していて悩むことは支援が途切れてしまうことです。
軽度の利用者は中学生になると、一人で留守番できるからという理由で辞めてしまうケースもあります。
 
しかし、放課後等デイサービスの役割は託児所やただの遊び場ではありません。専門的な支援を行っていないなら、保護者の方々も通所する価値は見いだせないと思います。
 
放課後等デイサービスは障害を持つ児童を対象とした福祉サービスです。SHIPでは障害を持つ児童に専門的な支援と療育の提供の場と考えています。

 
成人の就労支援の場では、知的な障害はなくとも、発達障害を持つ方々はたいへんな困難を抱えている状況があります。
なぜなら、自閉症は社会性やコミュニケーションの困難さを抱える障害だからです。
 
空気を読むことが苦手なため、悪気はないのにその場に遭わない行動をとってしまい、性格のせいにされ、悪く思われてしまいます。
家族や支援者は理解していても、社会に出ると理解ある人ばかりではありません。幼少の場から適切な専門的支援が提供できていればと思うことが多くあります。
 
就労支援の場ではハードスキルよりもソフトスキルが重要とされています。
ハードスキルとは作業の能力のこと、ソフトスキルとは作業に伴う適応行動のことです。
解らないことを聞けたり、ルールを守れたり、待てたり、集団での行動が求められます。
 
作業能力よりも、集団で適応が求められるのです。

  
子笑では、適応行動を増やし将来の社会生活の幅を広げることを目的に、高学年向け新プログラムとして感情トレーニングの試行を始めました。
 
ソーシャル・エモーション・トレーニング
 
感情や空気など見えないものを、見える形にし、多様な価値観が存在することを、グループ活動を通して学んでいくものです。
 
まず、感情のアセスメントをおこない、同じ課題を持つグループでプログラムを進めていきます。
まだ成果については検証が必要ですが、改善を繰り返し、ニーズを追求少しでも未来につながるプログラムを今後も検討していきます。