「無料なのに、ここまでやる?」
タスクペディア・リニューアルの裏話
「タスク管理アプリって、最初はやる気になる。でも、気づくと使わなくなっている。」
そんな経験はないでしょうか。
・機能は豊富なのに、どこか使いづらい。
・便利なはずなのに、なぜか続かない。
実はこれ、タスク管理が苦手な人にとっては、かなり深刻な問題です。
特に、ADHD傾向のある方や、頭の中で考えが次々に浮かんで整理が追いつかない方にとっては深刻です。
「ツールを使いこなせない自分」を責め続け、落ち込み、二次的にうつ病や不眠症などの病気に陥ってしまうこともあります。
そんな現実に向き合うために生まれたのが、タスクペディアです。
タスクペディアは、ADHD当事者でもある 小鳥遊(たかなし)さん の実体験から生まれました。
「タスク管理が苦手なのは、自分の問題ではなく、自分の外側にある “仕組み” の問題かもしれない。」
そんな問いからスタートしたのが、タスク管理の習得を支援するツール『タスクペディア』です。
そして、本当に困っている人がタスク管理と気軽につながれるようにと、社会福祉法人SHIPが『無料』で提供している社会貢献型のサービスってところがポイントです。
(2018年5月よりサービス提供をスタートし、現在は約39,000人が登録)
今回のリニューアルは、「かゆいところに手が届く」がねらい
リニューアルのキッカケは、見た目の刷新でも、流行への対応でもありません。
「使っていると、ほんの少し気になるなぁ・・・」
そんな小さな違和感がキッカケでした。
たとえば…
・ボタンを押したとき、ほんの一瞬だけ反応が遅く感じる
・スマホでカレンダーを開くと、一部が見切れる
・完了したタスクが、パッと見で分かりにくい
・小さなタスクでも、完了するために余計な操作が必要になる
一つひとつは小さなことかもしれません。
でも、タスク管理が苦手な人にとって、
その“小さなストレス”こそが、続かない原因になる。
そう考えました。
そこで、原案者の 小鳥遊さん と、開発担当の 嵯峨さん が、何度もやり取りを重ね、一つずつ改善を積み上げていきました。

今回、大きく変わった3つのポイント
① 「待たされるストレス」を減らしました
これまで、タスクが増えてくると、
「完了したタスクをちょっと見たいだけなのに、なかなか開かない…」
そんな場面がありました。
特にヘビーユーザーの方の中には、完了履歴の表示に時間がかかることもありました。
そこで今回、
・タスク名での検索機能
・並び替え・フィルタ・検索をひとつのツールバーに集約
・条件をワンクリックでリセットできる「一括クリア」追加
・完了タスクを100件ずつ表示する「無限スクロール」
といった改善を行いました。
“探す時間” や “待つ時間” が減り、やるべきことに集中しやすくなりました。
② 「スマホでも、気持ちよく使える」デザインに変えました
タスクペディアは、パソコンだけでなく、スマホで使う方も増えています。
そこで今回、
・フォントの見やすさ
・ボタンの押しやすさ
・余白の調整
・完了タスクの色分け
・全体のデザインを、より柔らかく親しみやすい印象へ刷新
といった視認性のマイルドさを見直しました。
派手な機能追加ではありません。
でも、日々のタスクと少しでも穏やかに向き合えるよう意識しました。
“なんとなく使いやすい” の積み重ねが、続けやすさにつながる。
私たちはそこにこだわりました。
③ 「入力や整理の手間」をまとめて減らしました
今回のリニューアルでは、
「やることを管理するためのツールなのに、入力や整理に時間がかかる」
そんな矛盾も見直しました。
たとえば、
・小さなタスクも、そのまま完了できるように改善
・タスク追加画面から、直接テンプレートを呼び出せるように改善
・サブタスクのコピー・移動・完了・削除などを一括操作できるように改善
・PC版では、一覧画面から日付を直接修正できるように改善
これにより、
“管理するための作業” が減り、“本当にやりたいこと” に使える時間が増えました。
【タスクペディア、リニューアルするよ!】
タスク管理習得支援ツール「タスクペディア」は、より使いやすくなるようにリニューアルします!
仕組みや基本的な操作はこれまでと同じだよ。
でも、画面まわりをより見やすく、操作しやすいUIにアップデートするよ〜。 pic.twitter.com/3uIiSCBXk7— タスクペディア公式 (@taskpedia) May 12, 2026
なぜ、社会福祉法人SHIP が無料でここまでやるの?
タスクペディアを運営しているのは、社会福祉法人SHIP です。
私たちは、障害福祉の現場で日々、
「やることは分かっているのに動けない」
「頭の中が整理できず、自分を責めてしまう」
そんな声に何度も出会ってきました。
その背景には、ADHDなどの神経発達特性や、情報整理の難しさ、ストレスの蓄積が隠れていることも少なくありません。
だから私たちは思いました。
「“できない” を責める前に、“できる仕組み” を届けられないか。」
その一つの答えが、タスクペディアです。
そして無料で提供している理由も、同じです。
本当に困っている人ほど、「自分には続けられないかもしれない」と、最初の一歩に不安を感じやすいからです。
だからこそ、まずは無料で試せること。
そして、小さな「できた」を積み重ねられること。
さらに、タスク管理の『型』が身に着いたら、いつでも卒業(自立)できること。
自立支援もまた、社会福祉法人SHIP が大切にしている社会貢献の一つです。
「障害福祉の現場から、社会課題の解決に挑戦する」
そんな 社会福祉法人SHIP の取り組みに興味を持っていただけた方は、ぜひ SHIP公式サイトもご覧ください。
福祉の現場から、社会はもっと変えられる。
私たちは、そう信じています。
ツールを使うだけではなく、“続けられる力” まで身につけたい方へ
タスクペディアは、単なるタスク管理ツールではありません。
本当に大切なのは、
「ツールを手に入れること」ではなく、タスク管理的な思考を少しずつ身につけていくこと。
そのため、社会福祉法人SHIPが運営するEXP立川(就労移行支援サービス) では、タスクペディアの原案者でもある 小鳥遊さん がタスクペディアを活用した“タスク管理の習得支援プログラム” を定期的に開催しています。
「やることは分かっているのに動けない」
「優先順位がつけられない」
「気づくと先送りしてしまう」
そんな悩みを抱える方が、
自分に合ったタスク管理のコツを、実践しながら身につけていく。
それが、EXP立川 の就労支援プログラムです。
EXP立川のコンセプトや就労に関するタスク管理の重要性については、以下の動画でもご覧いただけます。
もし今、
「自分ひとりでは続かない」
「ツールだけでは変われる気がしない」
そんな働き方への不安を感じているなら、
ツールを使うだけで終わらず、“できる仕組み” そのものを身につける場所として、EXP立川 という選択肢も、ぜひ知っていただけたら嬉しいです。

国家資格:公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
その他:SE™プラクティショナー(トラウマ療法)/USPTベーシックレベル/ TFT初級アルゴリズム/TSM(トラウマセンシティブマインドフルネス)修了 /現在、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)講師養成トレーニング受講中

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