TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)in EXP立川

EXP立川で新たなプログラムがスタートしました。
https://exp.or.jp/

TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)

このプログラムの講師は、なんと竹内康二教授(明星大学心理学部心理学科・教授(明星大学心理相談センター長))に務めていただいております。

竹内教授は『日本行動分析学会』の理事も務められている著名な方で、まさかEXP立川のプログラムに携わっていただけるとは奇跡です。本当に感謝申し上げます。

『TRPG』と『行動分析学』をかけ合わせた『新たなコミュニケーション支援プログラム』が進行中です。

なお、このTRPGプログラムのファシリテーター(ゲームマスター)は、竹内先生のお弟子さんの  米山祥平 さんに努めていただいております。

 

<TRPGとは?>

コンピューターなどを使わずに、紙・ペン・サイコロなどの道具を使いながらテーブルを囲み『メンバー同士の対話』をもとに、 ゲームマスターが主導する『ルール』に従いながら進行する『対話型のロールプレイングゲーム』のことです。

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようなゲームのキャラクターになりきって、完全なアナログにて、4人程度の小グループで協力しながら進めていくイメージです。

ロールプレイングゲームでは、様々なイベントが発生しますよね。

例えば、女王様を助けに行く、宝物をゲットする、平和を取り戻す、などでしょうか。

そして、そのミッションを達成するためには、怪しい建物に入ったり、謎のメモが置いてあったり、急に敵が現れたり、などの事態も発生します。

そこでメンバー同士は、話し合って、協力し合って、そのイベントをクリアしていかなければなりません。

 

メンバーには色々なタイプがいます。

・イケイケのリーダータイプ

・冷静な分析家タイプ

・道具や呪文使いタイプ

・裏方で応援のサポータータイプ

 

これらの役になりきって 演じ切って ゲームを進めるのがTRPGの醍醐味です。

『演じている』というのがミソで、仮に失敗たとしても『キャラクター』の失敗なので、心理的なダメージを直に負うことはありません。

そういった安心感・安全感の担保をもとに、コミュニケーションにチャレンジできるのが『TRPGプログラム』の良いところです。

 

 

<TRPGで社会の疑似体験>

内容は違えど、目の前に課題があり、それをメンバー同士が協力して進めるということは『会社と同じ』です。

そして、自分の特徴をその中で最大限に発揮するためには『自己分析』が必要になります。

自分のことをよく知っていないと貢献できませんからね。

そして、課題の解決に向けて、多角的な視点を持つための意見交換が必要になります。

複数の意見を一つにまとめるためのリーダーシップや交渉力が必要になります。

また、チームワークを築くための励ましや勇気づけの言葉が必要になります。

実体験ではない場所で、このようなビジネススキル、というかソーシャルスキルを全力で体験して、全力で学べるのって本当に大切な経験だと思うのです。

そしてゲームの最後に、行動分析学会の専門家からのフィードバックをいただける訳です。

どの場面の・どの言葉が、機能的で効果的なコミュニケーションであったのか?

具体的な『言葉』と『効果』について解説していただけます。

自分の発した言葉が効果的だったなら「そうかそうか、この言葉は積極的に使っていこう!」とモチベーションが上がります。

でも、他人の発した言葉も参考になります。

「なるほど。あの発言は確かによかったよなぁ。自分もやってみよう」とモデリングによる学習効果も進みます。

 

 

<まとめ>

EXP立川では、TRPGによるコミュニケーションプログラムを隔月で実施する予定です。

先生方からも継続して手伝ってくださるとの言葉をいただいております。

今までのプログラムとは一線を画す内容になっておりますので、今後も成果をブログにアップしていきたいと思います。

ぜひ、ご期待くださいませ。

では、アディオス・アミーゴ