ヒューマンリソース推進室事業報告2019(重度事業)

みなさん、こんにちは。
SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。

今年は新型コロナウィルスの流行により、全大会が延期となってしまいました。SHIPの全体会は本部から事業報告と事業計画の発表、事業所ごとの成功事例の発表の2部構成となります。個人的には成功事例の発表を楽しみにしていたので、とても残念です。事業所ごとに聞きに行く機会を持ちたいと思いますので、その時はよろしくお願いします。

今回はヒューマンリソース推進室から2019年度重度事業への取り組み内容を報告したいと思います。

今期4つ目標に取り組みました。

① 新規開設と新人スタッフ育成
大部分の職員を早期に採用し、経験のない職員にも2か月から半年程度、基礎的な知識の研修と現場での実践研修を行い、開設の準備を余裕もって行えました。
しかし、パートタイムの職員は採用に苦戦し、早期採用と開設前の研修に課題が残りました。
また、限られた期間での効率的な研修内容についても、改善点が明確になりましたので次回はさらに効率的な研修が提供できると思います。

② 心理検査室の設置
客観的な視点でアセスメントし、アセスメントを根拠とした専門的な支援を提供するために笑プラスに設置しました。

TTAPは新規事業生活介護笑プラスで、体験利用時に構造化の目安となる部分を全員実施し、利用時から個別の支援を提供することができました。
TTAPとは自閉症の特性や傾向、作業能力を検査できるフォーマルアセスメントです。

感覚プロファイルは、3名ほど実施しましたが、情報不足から信頼性に欠けるので、今期に再度検査を進めたいと思っています。
感覚プロファイルとは、感覚処理の特性を検査するフォーマルアセスメントアセスメントです。

WISC・WAISは軽度の利用者に3名ほど実施しました。
WISC・WAISはIQを検査するものです。
軽度の利用者に3名の方は合わせて作業能力を見る幕張ワークサンプルを実施しました。

その他、発語の少しある利用者には絵画・語い発達検査を行い、言語の理解度や言語発達年齢の目安をコミュニケーション支援の根拠としました。

③ アセスメントに沿った支援の提供
心理検査を実施しても、現場の支援に活かされなければ意味がありません。そのため今期は笑プラスでフォーマルアセスメントの結果を個別支援計画や現場の支援にどう連動させるかを模索しました。また、体験時から自立課題の課題分析を繰り返し、利用者へのより個別に合ったプログラム提供を目指しました。
アセスメント結果の情報共有や再構造化の検討のため会議の効率的な頻度や時間を模索し、マンパワーに頼らない効果的な支援の枠組みを構築しました。

④ ASD支援の研究と成果発表
今期も早稲田大学院梅永研究室学生との連携によりTTAPの検査を実施しました。検査数は生活介護大笑で1名と少なかったですが、検査内容と結果を具体的に現場支援に取り入れるためのフォーマットを作成し、支援を実施しました。
笑プラスでは体験時から、アセスメント結果と支援内容を資料化しています。
大々的な成果の発表の機会は持てませんでしたが、関係機関や特別支援学校からの見学会等で自閉症の特性や構造化支援の取り組みについて発信する機会が持てました。

職員皆さん今期もお疲れ様でした。新規事業の開設やそのための人事異動もあり、本当に大変だったと思います。
そんな中でも皆さん努力に支えられ、今期ももうすぐ無事終わります。

ヒューマンリソース推進室では、3つのビジョンを将来に向けて掲げています。

① 支援プログラムの研究・開発
② クオリティーコントロール
③ 社会貢献活動

支援の質日本一を目指して一歩一歩力を合わせて進んでいきましょう。