” 痔 ” の 治療のお話し

突然ですが、わたくし『痔』に悩んでおりまして、4月16日、いよいよ手術をしてまいりました。

肛門の病気だからかなり恥ずかしいのですが、色々と詳細に報告したいと思います。

そう考えたのも、職場では利用者さんや同僚部下の皆さんに何でも隠さず話してもらっているのに、自分だけが安全な場所から傍観しているのには違和感がありました。

よって、恥ずかしさを乗り越えてカミングアウトしようと決意しました。

もしかしたら同じような病気で悩んでいる人がいるかもしれないので、参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、わたしが痔を患ったのは、筋トレやサイクリングに熱中していた2年前の頃です。

筋トレ界では有名な話ですが、筋トレ生活=プロテイン生活となります。

プロテインを中心に摂取すると大便が固くなります。

例外なく私も、肛門が切り裂かれ、損傷を与えられ、『切れ痔』になりました。

さらに当時はサイクリングもしていました。よって、あらゆる面で健康。

にもかかわらず、肛門だけは損傷しているというプチ悪循環に陥っていました。

とりあえず、まぁ『ボラギノール』で凌いでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、痛みが酷いときもあります。

飽きっぽい性格もあって、筋トレもサイクリングもすんなり止めちゃいました。

すると症状はピタっと治まります。

ということで、筋トレやサイクリングを恐る恐る再開します。

すると症状がズキッと再燃します。

そんな生活を2年ほど繰り返していました。

 

昨年末のことです。

家族でドライブをしているとき、肛門から今までにない痛みが発生しました。

びっくりして、急遽ジェル状の敷物を買うことで何とかやり過ごしました。

家に着くやいなや、急いでボラギノールを塗りたくります。

何とか事なきを得ましたが、『ちょっとこれはマズい肛門状態かもしれない…』とかなり心配になりました。

 

でも、コロナ禍の中、病院へ行くこと自体に抵抗があります。

また、他人様にケツの穴を見せることにもかなり抵抗があります。

でも、家の近くに肛門科の看板を掲げる病院がたまたまあったので、勇気を出して受診することにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受付で「今日はどうされましたか?」と聞かれるので、「痔です」と答えます。

(なんか屈辱的でした)

「お尻の病気ですね」と返してもらえます。

(『なるほど!そういう言い回しがあったのか!』と勉強になりました)

 

そして、診察をするわけですが、結論から言うと3回診察しました。

それぞれの診察状況を以下に記したいと思います。

 

 

<診察1回目>

どんな姿勢で肛門を診られるのか? かなりドキドキしていました。

ベッドに横向きに寝て、足を抱えるような姿勢をとってお尻を突き出します。

↓↓ こちらが診察の基本姿勢となります↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※お腹の辺りにタオルをかけてもらえるので恥ずかしさは軽減します。

 

Dr. からは、肛門の損傷を抑えるために、お酒を止めることと、食事内容を変えることを指示されました。

質のいい便になれば、肛門への負担が軽減されるから。とのことです。

そして、痛みを抑えるために2種類の座薬を1ヶ月分処方されました。

 

 

座薬を入れるのは子どもの頃に1度あったかどうか? の経験値です。

ドキドキ緊張しながら、支援スキルで学んできた『筋弛緩法』『呼吸法』をフル活用して、肛門の力を抜いて一気に挿入します。

ということで、こちらの行為、朝と寝る前のルーティンになりました。

 

 

<診察2回目>

2回目の診察は予測がつくので、落ち着いて自信をもって臨むことができました。

違ったのは、診察の医師が院長先生に代わったことです。

院長先生は、かなりヤリ手な感じで、わたしの肛門の状態を詳細に説明してくれました。

(カメラを肛門に挿入しているのか…?  モニターで肛門の状態を見ることができました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dr :うわぁ…穴が狭い、 硬いですねぇ。イボが4個ありますよ。これでは大便の時に確実に切れてしまいますね。

Dr :座薬で痛みは引かなかったですか?

上田:座薬を入れるのは頑張っていたのですが、お酒を飲んでしまっていて…

Dr :お酒を飲むのはいいですよ。あなたの人生なので。でも確実に悪化しますよ。

Dr :ただ、切除すれば話は別ですけどね。

上田:手術は痛いですよね?

Dr :それは痛いですよ。切除しますので。2~4週間は痛みが出ます。

Dr :でも手術をすれば、それ以降の人生はお尻の心配をまったくしなくて大丈夫です。

Dr :上田さんの45年間の人生で育ってしまったイボなので、放っておくともっと悪くなりますよ。

上田:(イボって育つんだ…)

上田:ちなみに、どれくらい入院するのですか?

Dr :それは手術の決意を決めてから話します。長くなるのでまた今度にしてください。

上田:分かりました。(そんな冷たい言い方しなくても… ねぇ)

 

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この後、1ヶ月間、同じように座薬を入れ続けましたが、状態の良い日もあれば悪い日もある小康状態です。

「手術をしてみるか・・・」 思わず言葉が出てしまいました。

新婚旅行以来、長い休みはとっていなかったですし、最近は働き方を変えていこうと思っていました。

前向きに考えはじめ、家族に話したり、仕事のスケジュールを調整したり、限度額適用認定申請を調べたり、生命保険の給付を問い合わせたり、手術と入院に向けて進みはじめました。

 

 

<診察3回目>

ということで、3回目の診察では手術を決意して臨みました。

 

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上田:先生、手術お願いします。

Dr :そうでしょ。そうだと思っていました。残りの人生を考えるとその方がいいですよ。

Dr :では、手術の説明をしますね。(以降、10分程度、詳しく手術の内容を教えていただきました)

 

ちなみに私の病名は2つありました。

<病名>

・内外痔核

・直腸粘膜脱

 

手術名はこんな感じでした。

<術名>

・痔核根治術

・粘膜脱形成

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 手術編続く ~