TTAPフォーマルアセスメント導入の理由

みなさん、こんにちわ。
みなさんのしている支援の根拠はどこにありますか?
アセスメントは十分ですか?

日本の支援はアセスメントが足りないと言われています。
なぜ?
それは今までの施設施策の保護的な支援の流れからくるのではないかと思います。支援する側が必要と考える画一的な支援を提供するだけなら、本人を知る必要はありませんからね。
 
ほんとにそれでいいのでしょうか?
 
SHIPは本人の成長を目標に個別支援を提供したいと考えています。
それには何が必要でしょうか?
本人を知ることです。知らなければ個別支援は出来ませんよね。
本人の何を?
障害特性を把握することです。
成育歴で現在までの現象を把握することも大切です。
ただ、それだけでは不十分です。私たちは支援のプロとして障害特性や学習スタイルを理解し、現象や行動に至った原因を知識を持って想定する必要があります。それが支援の根拠となります。
 

知識は研修で身に付きます。ではその知識をどう的確に活かすかがアセスメントになります。
構造化は手段であり、的確なアセスメントの上に成り立つと考えます。
フォーマルアセスメントは、利用者の幅広い全体像を知るものです。TTAP、PEP、CARS、ADOS等様々あります。しかし、アセスメントをしようと思っても、どれも専門的で労力も時間もかかります。残念ながら、福祉サービスに心理士の配置基準もありませんし、民間の事業所独自でアセスメントを行うのも人員的にも時間的にも困難です。
そんな時に早稲田大学の梅永先生から大学院生の実習としてTTAPを実施していただけるというお話を頂きました。これをアセスメントを根拠とした的確な支援の提供につなげていくきっかけとし、職員が自信を持って個別の支援を提供できるシステムを作りを構築していきたいと思っています。