各事業所の今年1年を振り返る

こんにちわ、SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。
今回は今年1年研修を通して事業所にかかわる中で、各事業所の研修を通した取り組みについて振り返ってみようと思います。
SHIPでは事業所ごとのペースではありますが、この1年でさらに利用者個別の特性に配慮した構造化を進められたと思います。

放課後等デイサービス子笑

4月に人事異動で大きく職員が入れ替わった中で、前半は毎月二回の内部研修に取り組み、新しい知識の習得をしながら、具体事例を検討し支援の質も保ってくれたと思います。
後半には新しい2つプログラムを開発し、実施することができました。
職員はただ慣れるだけではなく、職員の努力と高いモチベーションでさらに事業所を発展してるれました。
これからも、ただ利用者を預かるのではなく、少しでも利用者の未来につながることを考えながら支援にあたっていってほしいと思います。

生活介護笑

余裕がなく業務が多い中、一人ひとりが効率的に業務をこなし、努力して質を保ってきた1年だったと思います。
構造化は進み利用者は安定しました。
問題となる行動も少なくなりました。
利用者が自発的に作業に取り組んでいます。
重度の知的な障害があり、強度行動障害といわれる利用者の支援の場合、それだけでも以前の状態を考えると凄い成果だとは思います。
そして現場職員の努力の賜物と思います。
でもそこがゴールでしょうか?
SHIPの中で笑は構造化支援が最も進んでいる事業所です。
だからこそ来年度に向け、さらに次のステージを目指してほしいと思っています。
まずは具体的な課題の設定と計画に連動した個別プログラムを増やしていくことだと考えています。
重要となるのは、知識だけでなく想像力です。
今までの知識と経験が想像力を支えてくれるはずです。

グループホーム友

事例検討会を通して具体事例を一緒に考え、少しずつ進んでいると思います。
2階の食堂は構造化を図りましたが、そこで終わりではなく課題分析することでさらに再構造化を繰り返し、個別のより良い形を模索していってください。
まずは成果を焦らず、構造化支援の経験を積んでほしいと思います。
多くの職員が時間ごとに配置される中、お互いにコンセンサスをとっていくのは大変なことだと思いますが、サビ管だけでなく正職員がリーダーシップを発揮し、研修で学んだことを伝えて共通の意識で支援していってほしいと思います。

エスプリ

この1年は障害特性、学習スタイル、ABC分析、にポイントを絞り研修を行ってきました。
また、コンサルティングを通して、アセスメントを根拠とした支援、長期的に継続した支援を伝えてきました。
エスプリは研修したことを確実に業務還元してくれていた1年だと思います。精度はまだ低いとは思いますが、基本的な考え方は身についたと思います。
その点では一番伸びた事業所だと思います。
来年はエスプリの担当を外れますが、今年一年で身に着けたことをさらに発展していってください。

どの事業所の職員も利用者に真剣に向き合い、学び、努力してくれました。
SHIPは職員に恵まれていると思います。
1年間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
来年度も、利用者に少しでも質の高いサービスを提供するために、一緒に努力していきましょう。