アナログゲーム療育講座(松本太一先生)

みなさん、こんにちは。事務局の上田です。
 
発達障害のある人たちは、しばしばコミュニケーションに問題を抱える傾向があります。
SHIPでは発達障害のある利用者様のコミュニケーションを支援するため、療育アドバイザーである松本太一先生を講師として放課後等デイサービス笑に招き、全3回の講座を受講することになりました!
 
この講座が画期的な理由は、アナログゲームを通じてコミュニケーション力を高めるところにあります。なんだそれは…?と思われるかもしれませんが、講座の構成はピアジェの認知発達理論に基づいており、とても理論的・体系的にまとまっているのです!
 
しかも、市販のゲームを利用しているので導入しやすく、かつ、楽しくコミュニケーションを学べるところがポイントです。

<ピアジェの認知発達段階論とは?>
・ジャン ピアジェ さん
・20世紀最大の心理学者の一人
・認知能力の発達過程を4段階に整理
 ①、感覚-運動期
 ②、前操作期
 ③、具体的操作期
 ④、形式的操作期
・認知能力とは…?
 知覚➝判断➝推理➝想像➝問題解決
 といった考え方のプロセスのこと

<アナログゲーム療育講座で学べること?>
・幼児編
 →シンボル機能の形成
 →言葉や数の世界を広げる
・学童編
 →客観的思考の形成
 →シンボル操作
 ➝コミュニケーション能力の獲得
・大人編
 ➝状況に合わせた臨機応変な対応
 

<シンボル機能って?>
私たちは、日常的に「シンボル」というものを使ってコミュニケーションを図ります。
例えば、車であればトヨタや日産など色々なメーカーがあります。軽自動車・ミニバン・スポーツカーなどたくさん種類があります。また、それぞれ色が違ったりするけれど、それらは全て「車」というシンボルでまとめられるわけです。通常、1歳半~2歳頃にシンボル機能は形成されてきますが、発達障害のある子供はこの機能の獲得に遅れが出てくるのです。

<シンボル機能は獲得できる?>
アナログゲームによる療育によって、色・数・名前・ルールなどのシンボル機能の獲得を学習することができます。ただし、知的障害や発達障害の程度が重い人の場合は、少し難しさがあるかもしれません。例えば、赤ちゃんの発達段階は、感覚的な刺激を求める段階にあります。また、ASDの子どもは指さし(共同注視)が出なかったり、中枢性統合(全体像をとらえる力)が弱かったりするので、発達特性や発達課題を踏まえた療育を提供することがポイントです。

 <コミュニケーションは向上する?>
松本先生は、子どもの段階から早期に療育を積み重ねることで、発達障害のある人のコミュニケーションは向上すると信じていらっしゃいました。私たちも共感・同感です!
子どものうちから将来を見据えた支援を提供することで、大人になったときの可能性(人生の選択肢)は広がるからです。
私たち支援者は常に専門性を高め、質の高いサービスを追究し、特性にあった学習方法を模索必要があると強く感じました!