HR室年間計画(重度)

こんにちわ、SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。

いよいよ、新年度がスタートしましたね。

今回は私がHR室として担当する重度の障害者を対象とした事業の年間計画についてお話をしたいと思います。

今年度は重度知的障害者を対象とした生活介護事業所・グループホームの開設
があります。

困難な事例の依頼が多く寄せられ、おそらく平均区分は5.5前後になるかと思います。
できるだけ支援が困難な事例も受けていこうとする姿勢で利用希望者に対応していますが、気持ちだけで支援はできません。

希望者からの聞き取りの中で、東京では区分5、6を対象とするグループホームがほとんどないとの話を聞きました。

利用希望者との面接の中で保護者から「重度の障害者は施設を探すしかない」との声も聞かれます。

それが現状です。
でもそれでいいのでしょうか?

すべて受け入れることは困難かもしれません。しかし、SHIPでは利用者が生きていくための選択肢が少しでも増えるように努力したいと考えています。

そこで重度の障害を持つ困難な事例を受けるための4つのミッションからなる年間計画を立てました。

 

① 新規事業と新人育成
職員をできるだけ早期に採用します。
そして基礎から専門的な研修まで段階的に実施し、知識のスキルアップを図ります。
また、既存事業所の体験実習や他法人事業所の見学等、現場での実践的な研修を通して技術のスキルアップを図ります。

② 心理検査室の設置
支援をする上で大切なことは、相手をまず理解すること、それがアセスメントだと考えています。
しかし、何も方法がなければ、支援者は自分の価値観や経験則に頼り利用者と関わるしかありません。

支援者の尺度で利用者を見ていませんか?

それでは、利用者を正確に理解することはできません。
SHIPでは、より客観的で正確なアセスメントにつなげるために、フォーマルアセスメントを取り入れていこうと考えています。

WISC・WAISによるIQ・認知特性の把握
TTAPによる障害特性・作業能力の把握
感覚プロファイルによる感覚特性の把握

まずは、新規事業ではこの3つを利用前に把握することを目指します。

今年1年は新規利用者から実施することで経験を積み、法人全体にも段階的に広げていきたいと考えています。

 

③ アセスメントに沿った支援推進
笑プラスでフォーマルアセスメントの結果を支援に活かせるように、計画との連動を試行していきます。
また、支援を継続する中でインフォーマルアセスメントを定期的に実施していきます。
そして、それにより根拠のある支援と根拠のある効果検証と支援改善と向上の仕組みをつくります。

④ ASD支援の研究と成果発表

重度の障害者の居場所を地域に増やすためには何ができるのか?
それにはモデルケースが必要だと思います。

継続的な支援に実施と効果検証を行い、その資料を作成していきます。

今年度も早稲田大学の梅永研究室とTTAPのアセスメントを協同で実施していきます。

研究機関との協力関係を強化拡大しながら、根拠のある支援と成果を社会に発信し、重度の障害者でも地域で暮らせる社会づくり、そして社会貢献と理念実現を目指します。