現場で一緒に考える

みなさん、こんにちは。
SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。

今年はどの事業所もインフルエンザに罹患する利用者・職員は少なく済んでいます。新型のコロナウィルスも流行ってきていますが、皆さん落ち着いて現在の感染症対策を確実に実施し、この調子で冬を乗り切りましょう。

新規事業や要望がある事業所には、会議等に参加し、現場の声を聞きながら一緒に支援の検討を行っています。

現場では多くの支援を必要とする利用者に対し、何が優先すべき支援なのか、どうすれば課題が改善するのか、常に悩んでいます。

そんな中で感じるのは、支援者は支援者側が困っていることを優先課題としてしまうことです。
気を付けないと困難な課題であればあるほど目先のことにとらわれ思い付きで支援してしまいます。

思い付きで動くとその場だけうまくいくことを繰り返し、だいたい事態は好転しません。

求める人物像の一つに
目標に向かって一つひとつの目的を明確にし、全体に浸透させ、実現できる人材とあります。

目の前の課題だけに振り回されず、サービス管理責任者が示す個別支援の方向性を全体で共有し、目標に向けて慌てず粛々と取り組んでいくことです。

課題によってはすぐに解決せず、時間を有することも多々あります。しかし、方向性が間違っていなければ、少しずつでも目標に向かって実現していきます。

支援で大切なことは、個人の思い付きで動くのではなく、取り組む課題を職員全体で共有し、会議などで検討したうえで対応を決定し、チームで実行することです。

チーム支援の利点の一つは利用者の課題と支援者の対応を、多くの支援者の視点で検証し実行できることです。

それによって、さらにベターな支援に改善していくことができます。
支援にベストはありません。常に検証と模索を繰り返し、ベストを目指し、よりベターを追及していきます。

構造化をし、さらに再構造化を繰り返すのはその典型的な例です。

また、求める人物像の一つは
理念の基、向上のため自ら意見を発信し、合議の上最良の方向を導き出す人材としています。

自発的に考えるのは悪いことではありません。
ただ、一人でやるより、みんなで取り組んだ方が大きな効果が得られます。

良いアイディアや良いアプローチでも有効に提供できなければ効果をうまく発揮できません。

その支援が有効なのかも会議で検証できます。

良いアイディアをどうやって全体に意味合いまで浸透させ実行するかも会議での課題となります。

新規事業では、通常のケース会議のほか、毎月事例検討会を開催し、個別の支援の課題と対応について共有し深く考える機会としています。疑問や意見は遠慮なく発信してもらい、現場で一緒に考え一つひとつ答えを出し、実行していく機会としています。

必要な事業所があれば何時でも声をかけてください。可能な限り調整し現場で一緒に考える機会を作ります。