【育成担当インタビュー】環境改善と仕組みづくりで貢献したい!

遠藤昌平さん

社会福祉法人SHIPのラファミド八王子 サービス管理責任者、遠藤昌平(えんどうしょうへい)さんに

福祉業界で長く働くコツや、法人の魅力についてインタビューさせていただきました。

同業他社からの転職をお考えの方、第二新卒から福祉業界にチャレンジする方におススメの記事です。

 

遠藤さんの所持資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、公認心理師

 

福祉で働きながら実現した「資格取得とキャリアUP」

-福祉(医療)業界に入ったキッカケ、理由を教えてください。

 

遠藤

大学を卒業後に金融業に携わりましたが、思うところがあり比較的すぐに離れました。転職活動のためハローワークで求人票を見ていると、『社会福祉士』という資格を求められるものが多いということを知りました。

そのため、福祉を志すというよりかは社会福祉士を取得すれば働き口に困る事はなくなるだろうと考え、資格取得のために福祉業界に飛び込みました。

 

はじめは、重度知的障害者を支援する入所施設の生活支援員として3年ほど働きました。実は、そこでは初めから、社会福祉士の資格を取得したら転職しようと決めていました。

 

 

 

遠藤

そして実際に転職活動をスタートして、病院のソーシャルワーカーなどの面接を受けたりもしたのですが、将来性などを考えると長く勤めていくイメージが沸きませんでした。そんな頃、縁あってSHIPの職員から声をかけてもらい、話を聞く中で、最終的にSHIPで働くことを決めました。

 

SHIPに入社して、就労継続支援B型「エスプリ」で就労支援員とサービス管理責任者の職種を経験しました。

「障害者相談支援センターいまここ」での相談支援専門員の経験を経て、現在はグループホーム「ラファミド八王子」でサービス管理責任者として勤務しています。

 

はじめて福祉業界の門を叩いてから数えると14~5年は福祉業界で働いていることになります。

 

 

 

「環境改善と仕組みづくり」の強みを活かした働き方

-今までの経験の中で、とくに有益な経験はどのようなものでしたか?

 

遠藤

SHIPでは、これまでに、就労継続支援B型相談支援事業共同生活援助(グループホーム)と3つの事業を経験しています。

どの事業所でも異なる角度で障害者の支援を行えましたが、特に勉強になったと思うのは相談支援事業で相談支援専門員をしていたときです。

 

前職の施設入所支援や就労継続支援B型では、概ね決まったサービスのみを提供していました。一方、相談支援専門員の仕事は、直接支援ではないものの、一人ひとりのニーズに沿って様々な関係者と連携を図ったり、サービスを組み立てていくという新しい経験を積むことができました。

また、障害のある児童から高齢者の方々まで、また保護者・関係機関の方々まで、幅広く多様な人たちの声を聴けたことは、とても貴重な経験だったと感じています。

 

 

 

-現在、SHIPではどのような役割を担っていますか? その役割の「大変なところ」と「やりがい」を教えてください。

 

遠藤

グループホームのサービス管理責任者を務めています。責任者として利用者支援や職員管理の全責任を負っています。

残念なことに、利用者支援が効果的に行えていると感じることはそれほど多くはなく、うまくいかないことの方が多いと感じています。

 

そういった場面では、関係者との連携や利用者支援の方向性を見直して、少しでも事態が好転するように努めます。また、職員のメンタルヘルスケアなどは大変でもありますが、みんなに「働きやすい」と感じてもらうための職場づくりにはやりがいを感じています。

 

他の役割としては、自分の強みでもある『環境改善』や『仕組みづくり』を活かして、八王子地域のいくつかの事業所のサポートも行っています。

 

 

 

ストレスケアを養って活躍できるスタッフを増やす

-スタッフの育成にあたっては、どのようなことを大切にしていますか?

 

遠藤

育成にあたって一番重要なことはコミュニケーションだと考えています。何か困った時にすぐに相談できる環境や相手がいれば、解決できないとしても問題を共有することはできますし、解決に向けた協議を行うことができます。

初めは小さな問題であっても、それを自分の中にずっと留めておくと、問題が複雑になったり ストレスになったりしやすいものです。

 

助けてほしい時、また、学びたいことがある時に、それを表出できる人ばかりではないと思いますので、そういった関係性をつくりあげていくためのコミュニケーションはとても重要であると考えます。

そういった関りを通して、自ら学びとって成長していっていただけると、とても嬉しく思います。

 

 

 

自己研鑽次第で活躍できる組織風土

-SHIPで活躍している人は、どのような人が多いと思いますか?

 

遠藤

一概にどういう人というのは挙げられません・・・

でも、どんな仕事でも長く続けていこうと思うと「自身のストレスケア」が重要になると考えます。

 

もう一つ大切なことは、『こんなことをしたい』という熱い気持ちがなければ仕事はつまらないものです。でも一方で、『ここまでで諦めよう』という引き際を決めないと燃え尽きてしまうという側面もあります。

 

「自身のストレスケア」では、そういったバランス感覚を養っていく必要があり、それが養えることで長く働けて、結果として活躍の機会が増えていくのだと思います。

SHIPで活躍している職員は、多かれ少なかれ、そういったものを持っているのだと思います。

 

 

 

 

-福祉業界で働くことを考えている人にSHIPを紹介するとしたら、どんなところがおススメ・ポイントになりますか?

 

遠藤

私の数少ない経験から言えることがあるとすれば、『自分の力次第で昇進する機会が多く用意されていること』だと感じます。

以前の職場では積極的な事業展開などはなく、長く働いても昇進というのはなかなか望めない職場環境でした。一方SHIPでは、毎年のように事業所を増やし、多角的にサービスを展開しています。

ですから、「長く働きたい」「活躍したい」といった気持ちと自己研鑽次第で昇進を現実的に考えられるというのは、働くうえで重要なポイントでありSHIPの魅力になると思います。

 

 

 

-将来の『SHIPの目標』と『個人の目標』を教えてください。

 

遠藤

私は元々、福祉に対して熱い志を持って働き始めたわけではありませんが、SHIPが掲げる『日本に一の社会的企業になる』という目標達成に向けて微力ながらできることを精一杯行っていきたいと考えています。

 

福祉業界に14~5年間 携わる中で、自分の強みが管理的な業務やシステム、仕組みづくりが得意だと気付くことができました。

ですので、個人の目標としては、SHIPの中で自分の力を最大限活かせるようなポジションにつき、職員一人ひとりがSHIPで働くことにやりがいを感じられるような仕組みを作っていくことにチャレンジしていきたいです!

 

 

 


 

いつもスタッフの皆さんの「働きやすさ」を第一に考えている遠藤さん

これからも「環境の改善」と「仕組みづくり」に邁進してもらいたいと思います!