【SHIP職員インタビュー】「IT業界から福祉業界への転身」EXP立川 菊池祐太郎さん

就労移行支援事業所EXP立川で職員をされている菊池祐太郎さん、

前職はネット広告の代理店でマーケティング営業をされていました。

そんな、福祉業界とはまったく別の業界からの転職をされた菊池さん。

その転身の理由と、今現在働いていての実感をお話いただきました。

 

 

【マーケティング営業って?】

 

――就労移行支援事業所「EXP立川」で職員として働いている菊池さんですが、前職ではどんな仕事をされていたんですか?

 

菊池

アフィリエイト広告の代理店でマーケティング営業をやっていました。

 

――「アフィリエイト広告」「マーケティング営業」。なかなか難しい名前が出てきましたね。ご説明いただいてもよろしいでしょうか?

 

菊池

はい、いきなりは難しいですよね(笑) 「アフィリエイト広告」というのは、ウェブページ上に貼り付けられた広告を閲覧者がクリックしたり、閲覧者がその広告の品を購入するたびに、そのウェブページ主に報酬が支払われるという仕組みのものです。「成果報酬型広告」とも言ったりします。

それと、「マーケティング営業」ですね。最初、私は単なる「営業」だと思っていて。ただ、社内での呼称が「マーケティング営業」だったので、ちょっとかっこいいなって思ったんでそのまま使っています(笑) 単なる「営業」とは違って、お金を出してくれるお客様をリサーチして、そのリサーチにもとづいて選んだお客様に「広告出しませんか」と話す、という仕事をしていました。

 

――そうなると、お客様はウェブページを運用している方ということになりますね。

 

 

菊池

はい、そうです。それと、アプリを提供している方にも営業をかけていました。よく、ウェブページを見ていて広告が貼り付けられていたり、ドーンと目の前に広告が現れたりしますね。ああいった広告を出しませんか、という相談を持ちかけていました。

なにせワンクリック何円という世界なので、例えば1台機械を売ったら何千万円といった世界とは違います。そういった世界で頑張っていた先輩方は、とにかく「1円でも売上をあげよう」という姿勢が徹底していました。その精神は凄いなと当時から思っていました。

 

――そういった先輩方の働きっぷりを見て、「この業界に骨を埋めよう」とは思わなかったのですか?

 

菊池

たしかに、先輩方の頑張りは見習うべきものがありましたし、今でもアフィリエイトなどのウェブ広告は業界として大きいと思います。ただ、私は最初からウェブ広告業界を続けるとは思っていなかったんですね。

 

――え!?それはどういうことですか?

 

 

【福祉業界、そしてSHIPに入った理由】

 

菊池

ウェブ広告の会社に入る前に、岩手県の旅館でインターンとして働いていた経験があって。そこで痛切に感じたのが、仕事を通して社会貢献をすることの大事さでした。それから福祉業界に興味を持ち、実はウェブ広告の会社に入るときの就職活動では、福祉業界、とくに今働いているEXP立川のような就労移行支援事業所の面接を受けていたりしていたんです。

 

――もともと福祉業界で社会貢献を肌で感じたいという気持ちがあったのですね。であれば、なぜ福祉業界に入らなかったのですか?

 

菊池

当時の私は、いわゆるビジネスマナーのような「社会人としての常識」というのをまずは習得したいと考えていました。また、就労移行支援事業所で職員になると、クライアントを探す、いわゆる営業活動もすることになるということは聞いていましたので、営業の経験があればそれが生かせるのではないかと思ったのです。さらに、ウェブ広告という、いわば福祉業界とは正反対のようなIT業界に身を置くことで、結果的に福祉での仕事に役立つこともあるのでは?とも考えました。

入社して考えが変われば別だったのでしょうか、福祉業界で働きたいという気持ちは変わりませんでした。そこで、3年目に入ってから転職活動を始めたのです。

 

 

――転職活動はどうでしたか?

 

菊池

もとから興味のあった就労移行支援事業所、それと通信制の学校(フリースクール)の職員、若者サポ―トステーションなどを転職先として考えました。どれも、私なりに「社会的な意義のあるところ」と考えたところです。転職活動の結果、5~6社から内定をいただきました。

 

――そんなに内定をもらったなんて、すごいですね!では、なぜEXP立川を運営する社会福祉法人SHIPを選んだのでしょうか?

 

菊池

理由は大きく分けて3つあります。1つ目は条件面ですね。福祉業界、特に就労移行支援事業所は条件面が厳しいことが多いのですが、SHIPは比較的給与も高かったことが挙げられます。また、ライフワークバランスを推進しているということで、年間休日日数も多いというのも魅力でした。さらに、EXP立川の立地も良いなと思いました。都心で働くと満員電車に乗ることになりますが、満員電車って想像以上に体力と精神力を削るんです。都心から離れた立川という場所は、私にとっては魅力に映りました。

次に、裁量権が大きそうだということが挙げられます。これは、前職で培ったIT業界での知識、営業スキルなどが生かせるのではないかと思ったからです。

最後に、ビジョンや方針がしっかりしており、それを下支えする環境が整えられている点ですね。私は福祉の仕事をする上で、福祉関係の資格取得を希望しているのですが、その支援体制が手厚いこと、その結果資格を持って活躍されている職員さんがたくさんいることに信頼感を覚えました。

現在の福祉業界は本当にピンキリで、志を持って真面目に取り組んでいるところもあれば、極端な例だと、時間中にゲームをやっている事業所もあったりします。その点、SHIPは福祉の仕事をしっかりやる体制がちゃんと整っていると言えますね。

 

 

【SHIPへ入ってみて】


――SHIPに入ってみて、実際にはどうでしたか?

 

菊池

就労移行支援事業所って、就労、つまり会社へ就職するためのトレーニング「だけ」をするところだと思っていたんです。面接の練習とか、ビジネスマナーの習得とか。でもそれはほんの一部で、多くの利用者様は、それ以外にも課題を抱えることが多く、そのギャップには驚きました。

 

――ギャップとは、どういったことですか?

 

菊池

例えば、仕事をする上では毎日仕事場に通える、少なくとも朝仕事を始めて定時までは働けないといけない。でも、昼夜逆転の生活から抜け出せなかったり、一日数時間の労働ができなかったりします。そういった課題を持つ方々がいらっしゃるということは理解はしていましたが、実際に接して課題を解決しようとなると、どうやったらいいのか?と悩みました。

 

――その悩み、今はどうですか?

 

菊池

ギャップは受け入れることができていると思います。以前は、利用者様が抱えるすべての課題を自分が丸抱えしていました。自分が解決せねばと思っていました。しかし、就労移行支援とは何か、そしてその中で自分は何をすべきか、そのあたりを学んでいった結果、「自分の役割はここ」「その先は別の機関」といった形でハッキリしてきたんです。例えば、生活のリズムが乱れているのであれば相談員と協力する。服薬の面で利用者様が判断に困っていたら、通院に同行してドクターに意見を仰ぐ。福祉の各ニーズに応える、いわゆる「社会資源」とうまく連携することで課題を解決できる。そう考えられるようになりました。

 

――また、SHIPが運営する就労移行支援事業所EXP立川では、そもそも利用者様の主体性を尊重する方針もありますね。

 

菊池

そうですね。「こうしてください」と押し付けるのではなく、利用者様の内発的動機によって行動が変わるのを待つ、といったことを念頭に置いています。ですから、支援者である自分が全部やってあげるといった考えはなくなりますね。その点、EXP立川で働けて良かったなと思っています。

 

 

 

【菊池さんの「これから」】

 

――そんな菊池さんですが、これからSHIP、EXP立川でどうなっていきたいですか?

 

菊池

まず、福祉に関する知識をたくさん身に付けたいと考えています。そのために、法律や社会資源についての知識が必要な社会福祉士の資格を取ろうと思っています。そうなれば、利用者様の相談に対して、よりクオリティの高い情報を提供できるようになります。

そして、私の原体験となった岩手の旅館でのインターンでの経験から、「人の雇用の創出」に関わっていきたいと考えています。まさに就労移行支援は雇用にダイレクトに関わるものです。より多くの利用者様に、良い形で就職していただけるような活動をしていきたいです。

 

 

 

――ありがとうございます。最後に、そんな菊池さんが働くEXP立川についてご紹介いただけないでしょうか。

 

菊池

今、日本全国にはたくさんの就労移行支援事業所があります。EXP立川はその中でもトップクラスだと言えます。

それは、職員の多くが専門的な福祉の資格を持って取り組んでいるのがその理由なのですが、そういった資格を取得しやすい環境にあるということも見逃せない点だと思います。例えば、利用者様との面談ひとつとっても、「動機づけ面接法」というメソッドを用いるなど、確かな知見に基づいています。

また、就労移行支援事業所は、利用者様の人数を増やせばそれだけ収益が上がります。だから、ともすれば利用者様へのサービスよりも、利用者様との契約数を多くするための活動に多くの時間を割いてしまいがちです。EXP立川は、とにかく利用者様のことを考え、とても時間をかけています。

「福祉がしたい」人なら、社会福祉法人SHIP、特に就労移行支援に興味があればSHIPの運営するEXP立川は、仕事の満足度はかなり高い環境になるのではないでしょうか。

 

 


 

菊池さん、ありがとうございます。

まったく違う業界からの転職ということで、色々と戸惑うことはあったかと思います。

それでも、地道に経験と勉強を積み重ねて、今ではEXP立川になくてはならない存在に。

ご自分の目標を忘れず、ブレずに、これからも頑張っていってください!