TTAP ㏌ 笑プラス

みなさん、こんにちは。

SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。

新型コロナは収まる気配はありませんが、皆さんの努力で感染者は今の所出さずに済んでいます。先の見えない状況ではありますが、利用者様に安心して利用いただくため、感染防止対策を継続していきましょう。

今回は久しぶりに笑みプラスでTTAPを行いました。

TTAPは、アメリカのノースカロライナ大学医学部TEACCH部で開発されたASDの障害特性を明確にし、より本人のスキルに合わせた支援を展開するためのアセスメントツールです。

TTAPは、職業スキル、職業行動、自立機能、余暇スキル、機能的コミュニケーション、対人行動の6領域を直接の検査・家庭(グループホーム)からの聞き取り・学校(通所事業所)からの聞き取りの3つで評価します。

3つ異なった環境で利用者の状態を比較することで、利用者により適した環境を考察することができます。

また、TTAPは項目に対し、合格・芽生え・不合格の3つで採点します。芽生えの部分が強みとして伸ばすことができる部分になります。

被験者は最近笑みプラス・友セカンドを契約された新しい利用者様です。

笑みプラスと友セカンドは普段から連携し利用者様の支援にあたっています。

その一環として、通常全体に行うアセスメント以外でも、グループホームから依頼があれば、個別にアセスメントを行いその結果を共有します。

それにより、居住系と通所系では課題は違っても、利用者様に対して同じ理解の上で職員全体が支援にあたることができます。

時々職員の対応の違いが問題となることがありますが・・・

一番大切なことは本人を適切に知ることです。本人理解が職員全体で共有されていなければ、当然対応に違いが出ます。対応を合わせるには、個人の表面的な対応をただすことにこだわるのではなく、もう一度アセスメントの結果を共有してみることが有効だと考えています。

 

今回の検査結果から、さらに深く特性について把握することができ、課題についてもアプローチ方法も明確になりました。

 

職員全体で共有し、結果を出すことを目的に、より質の高い支援を提供していきたいと思います。