EXPの新プログラムを紹介します!第2弾

社会福祉法人SHIPの就労移行支援事業所『EXP立川』では、面白い支援プログラムをたくさん提供しています。

今回、紹介させて頂く支援プログラムは、
①、HTMLとCSSで履歴書をつくろう!
②、就職してからも 忙しくても 散らからない 心とお部屋のつくり方

この2つの講座は、実は、外部より講師を招いてプログラム提供しています。
①の内容は、いわゆる『プログラミング』の方法論で、ホームページなどのデザインの基礎になるスキルを学びます。よって、現役のプログラマーを招いて講座を開催しています。

②の内容は、いわゆる『衛生保持』の方法論で、整理・整頓・収納に関する基礎を学びます。衛生保持は環境からスタートですが、それは心の衛生保持にもつながります。この講座は、整理収納アドバイザー(兼:社会福祉士・精神保健福祉士)を招いて開催しています。

それぞれについて少し解説していきます。
今回は、②の『就職してからも忙しくても散らからない心とお部屋のつくり方』を紹介します。

<就職してからも忙しくても散らからない心とお部屋のつくり方>

この講座を担当するのは、整理収納アドバイザー1級の『ひばち』さんです。
ひばちさんは、私たちと同じく障害者支援の現場で働かれており、グループホームの利用者さんの居室を整理収納アドバイスしまくってきた経歴があります!

この講座の目的は、
1、整理と整頓の違いを理解すること
2、整理整頓は手段であり、目的は『めざす生活の実現』にあること
3、苦手意識をなくすこと

ちなみに、整理と整頓の違いは、
〇整理:不要なものを取り除き、必要なものだけ残すこと
〇整頓:グループに分けて、必要なときに必要な分だけ取り出しやすくすること
なるほどね!

<気づきの大きかったこと>

『整理をすると、あなたにとってどんな良いことがありますか?』と聞かれたので
→「スッキリする」と答えました。
すると、
『スッキリすると、どんな良いことがありますか?』と掘り下げされます。
→「スッキリすると、動きやすくなります」と答えます。
すると、
『動きやすくなると、どんな良いことがありますか?』と掘り下げられます。
→『動きやすくなると、時間の短縮ができます』と答えます。
すると、
『時間の短縮ができると、どんな良いことがありますか?』と掘り下げられます。
→「本を読む時間が確保できます!」
『上田さんは、読書の時間をつくりたいんですね~』とまとめて下さいました!
そうなんです…
整理整頓する理由って『キレイにすること』だと、なんか面倒くさかったんです…
でも、『読書の時間をつくるために、整理整頓をする』だと、しっくりきます!

<キッカケって大切・ネクストアクションも大切>

利用者の皆さんにも、実現したい自分の生活を考えて頂きました。
そして、仮に1日1個の整理整頓、または、1日10分の整理整頓を1週間続けるとしたらどうするかをイメージして頂きました!

ひばちさんの話では、
習慣化するための条件として『成功体験の積み重ね』があるという話でした。
確かに、失敗すると分かっていることに動機はありません…
さらに、絶対に成功するレベルの行動を設定するとのことです。
例えば、部屋を掃除するという大きな整理整頓の課題ではなく、1日1個だけモノを定位置に戻す。といった感じだそうです。
これが続く秘訣だそうです!

本当に「なるほど~」の多い支援プログラムでした!
これをキッカケに、私自身も実現したい生活に向けて、1日10分運動を開始したいと思います!
利用者の皆さんもどのように変わっていくのか楽しみです。
ご期待!