相談援助のプロを目指して…

こんにちは。最近、白髪が増え続けて悩んでいる41歳事務局の上田です。
今回は職員の人材育成を目指すヒューマンリソース推進室の取組みの一部を紹介します。
 
ヒューマンリソース推進室では、サービスの質の向上を目指して職員向けの研修を行っています。
本年度より『相談援助の基礎講座』を全5回に分けて実施しているのですが、なにせ現場職のみんなも忙しいので日程が合わず研修開催に苦戦しているところです。

では、初回の『相談援助の基礎講座』とはどんな研修なのか?少し説明しますと、
①、アドラーさんから学ぼう
②、マズローさんから学ぼう
③、バイスティックさんから学ぼう
④、社会福祉法人SHIPの支援の基本理念を振り返る
⑤、どんな支援者になりたいかまとめよう
 
こんな感じの内容を約2時間に渡って実施しています。
 
実は、過去には講義形式の一方的な研修を提供し、受講者の眠気を誘ってみたり、記憶に残らず業務還元しにくいなどの指摘を受けたりと散々でした。
そこで今期は、ミニクイズを出したり、対話形式にしたり、ディスカッションの時間を増やしたりと、工夫を凝らして研修を組み立てているので、ちょっと好評をもらえはじめています。
 
例えば『共感と同情の違いを教えてください』と質問したりします。

これがなかなか答えにくく、また重要なポイントだったりするので、考える良い機会になります。
わたしの作った『哀れみは、同情しながら、依存さす』という一句に触れることもできます。
 
マズローの5段階欲求説からは、
ニーズとデマンドを改めて再考することができます。
福祉サービスでは個別支援計画を作成して援助を展開していくのですが、目標設定の場面では、欠乏欲求をすっ飛ばして、いきなり自己実現目標を取り上げたりします。
もしかしたら安心安全欲求の段階かもしれないのに… 所属欲求の段階かもしれないのに…
そんなことを真剣に考えてみたりします。

 
バイスティックの7原則は、
相談援助職には必須の点検項目です。
社会福祉士などの試験で暗記しましたが、試験が終わると忘れてしまうものです。
私が好きな原則は『統制された情緒的関与の原則』です。これは、冒頭に取り上げた一句と連動していて、共感と同情に気づかずに援助すると、抵抗や依存を招くため、自立を妨げる要因になります。
 
SHIP支援の基本理念は、
『支援される部分を少なくし、自分のできる部分を増やすこと』
『障碍の部分は社会資源を活用して補完し、自立へと導くこと』
この2本立ての理念の解釈は、これらの研修を通して職員のみんなへと委ねられていきます。
 
そして最後に『どんな支援者になりたい?』をまとめてもらい発表を受けます。
みんなこの仕事が好きで働いてくれているので、とてもうれしくなる意見を沢山もらえます。
このメンバー達で良い法人にしていこうと本気で思える機会になります!
 
これからも少しずつヒューマンリソース推進室の研修の様子をレポートしていきます。