SST基礎研修の目的と様子をちょっとだけ紹介します!

 

本格的に寒くなってまいりました。

さて、クリスマス前にお知らせですが、社会福祉法人SHIPの内部研修プログラムはけっこう充実しております。

でも、 SST研修(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)の研修は未実施でした…

コミュニケーション支援の充実を目的に、研修の講師をEXP立川のサービス管理責任者を『奥主さん』に努めていただき実行しました。

 

奥主さんのSSTは、ひと言でいうと「すごい!」です。

天性のファシリテーターだなぁ… と私は感じています。

では、少しだけSST研修の内容や様子を紹介したいと思います。

 


 

<SSTとは?>

人が社会で生きていくうえで必要な技術を習得するための訓練!

精神科医:ロバート・ポール・リバーマン

 

 

SSTで身につくスキルは?

①、ものの見方を変えることができる

②、行動のとり方を変えることができる

つまり、認知行動療法のひとつと言われています。

とくに、行動面のスキル獲得にフォーカスしているのが特徴です。

 

SSTの流れは?

①、知 る:心理教育(自分になにが起きているのかを知る)

②、考える:問題解決技能訓練(どうしたいか・どうすればいいのかを考える)

③、できる:ロールプレイ(演技を見て・真似て・対応できるようになる)

④、認める:感想のシェア(できていたことを認め、自己肯定感をあげる)

 

SSTの種類は?

①、問題解決技法

②、基本訓練モデル

③、モジュール

※今回は、基本訓練モデルの練習をしました!

 

 


 

<SST研修の目的>

・SSTの基礎を学び、普段の支援(業務)の中で生かすことができるようにしていくこと

・『利用者様のできる部分を増やす』ことを意識し、支援をおこなうことができるようになること

・ファシリテーションスキルを向上させてること

 

このように、SHIPのスタッフ育成を目的にSST研修が開催されています。

本当によい研修なので、社内のスタッフは受けたほうがいいと思いますし、社外の人はSHIPへ転職して受けたほうがいいと思います。

 


 

<アイスブレイク:『認知の歪み』を取ってみよう>

アイスブレイクは、緊張して氷(アイス)のように固くなった空気や雰囲気を壊す(ブレイク)ことです。

溶かすと言った方が適切かもしれませんね。

 

今回のSST研修では、水戸黄門のテーマをみんなで歌いました。

「デッ・デ・デ・デ・ デッ・デ・デ・デ 人生楽ありゃ苦もあるさ~」の暗めの深刻めの感じではなく、『どんぐりコロコロ』の曲調でうたってみよう!

というアイスブレイクです。

歌詞の内容は同じでも、曲調が違うだけで、自分自身のとらえ方が一変してしまうという不思議な体験です。

 

実は、SSTの効果にも似たようなところがあって、他者の物事の考え方やとらえ方を参考にしながら、自分の思い込みの枠を取っ払っていきます。

 

 

水戸黄門のテーマ第2弾です。

「デッ・デ・デ・デ・ デッ・デ・デ・デ 人生楽ありゃ苦もあるさ~」の暗めの深刻めの感じではなく、『オー牧場は緑』の曲調でうたってみよう!

というアイスブレイクです。

 

 

不思議です。

曲調が明るくなるだけで歌詞の内容がとても受け容れやすくなります。

実は、SSTの効果にも似たようなところがあって、ロールプレイの後は、みんなから『正のフィードバック』を受けます。

肯定的なフィードバックを受けることで、変化への動機づけを体感できるので、『ポジティブな意味づけ』はとても貴重な機会になります。

 

また、SSTでは課題をみんなで助けるために、その場面でどんな行動が取れたかの『案出し』をします。

他の人からの『応援付きのメッセージ』は、状況をポジティブにとらえ直す『リフレーミング効果』も期待できたりします。

 


 

<良いコミュニケーションのポイントは?>

ロールプレイでは、良いコミュニケーションを積極的に使ってトレーニングします。

以下のポイントを押さえてみんなで一緒に成長していきます。

 

☑ 視線を合わせる

☑ 手を使って表現する

☑ 身を乗り出して話をする

☑ はっきりと大きな声で

☑ 明るい表情

☑ 話の内容が適切

 

 


 

<『たい釣り』がポイント>

講師の奥主さんは、クライエントの「こうなりたい!」「こうしたい!」を釣り上げることが大切だ!

と言っていました。本人の『願望』からスタートということですね。

それに向かって、まわりの人たちが応援し、本人も練習していくのが大切なポイントです。

私は、この『たい釣り』という言葉が大好きになりました。

クライエントの『変わりたい』を一生懸命応援し、本人も一生懸命トレーニングってのが最高ですね!

 

 


 

<参加者のコメントを紹介>

★自分もファシリテーターを務めるには、SSTの流れを把握しなければならないので練習が大変になるかも。段取りを勉強したいと思います。

★最初に『たけのこニョッキゲーム』のアイスブレイクがあったので、リラックスして講義に参加することができました。

★『断る』というスキルについて、まわりの人たちの意見を参考にしながらロールプレイを通して習得していく感覚をつかむことができました。

★1日研修でしたがあっという間に終わりました。進め方や流れをつかむことができれば、自分にもサービス提供できるかもしれないと思いました。

★日常的な面談のなかにもSSTの要素を取り入れていきたいと思いました。

★みんなの意見が様々で、分かっていそうだけど、分かっていない多様なモノの見方があることを学びました。

★実は、問題解決の方法は『一択』かなぁ…と思っていましたが、人それぞれ違うんだなぁ…ということを実感しました。

★ロールプレイを実践して、肯定的なフィードバックを受けてみて、自分にはコミュニケーションのスキルがあるんだ!という自信が深まりました。

★対応方法の選択肢がもともと少ない認識があったので、みんなの色々な対応方法が聞くことができたこと自体が貴重な体験でした。

★自分の生活の課題を改めてロールプレイして検証することなんてない。人の取り組みをみることも、自分が取り組むことも、とても勉強になった。

★みんな同じように悩みを抱え、同じように課題に取り組む姿を共有し合うことで、一体感を感じることができました。

 


 

奥主さん ありがとうございました。

SSTの楽しさと効果を一日通して体感することができました。

SST研修は全3回の構成になっています。

1回目は基礎を学びSSTを体験してみる、2回目はリーダー・コリーダーを経験し進行役を体験してみる、3回目は実際にSSTの運営を体験してみる、って構成です。

奥主さん、引き続きよろしくお願いいたします。

 

ではでは、みなさん

アディオス・アミーゴ