マイルドドラッグ(糖質)に負けないぞ!
~新たなダイエットに挑戦中~
大きな声では言えませんが、私は最近まで『月曜断食』というダイエットに励んでいました。
その名の通り、月曜日だけ断食をするというファスティング法のことです。
内臓を休めるという意味ではとても効果があり、翌日には排せつ回数が鬼のようでした。
しかし、これも大きな声では言えませんが、実は『痔』になっておりまして、排せつによる肛門のダメージが深刻な状況となっております。
(さらに内密な話ですが、4/16には痔の手術をすることが決まりました Σ(・□・;))
そこで、新たなダイエット法を模索していたところ、2つの出会いがありました。
※ここからの話は、ただの個人的な話です。組織や科学を代表しているものではございません。
①、映画:『あまくない砂糖の話』
②、書籍:『ガチ速 “脂” ダイエット』
<“マイルドドラッグ” という言葉>
映画:『あまくない砂糖の話』では、砂糖のことを “マイルドドラッグ” と表現しています。
※ハードドラッグとは、コカインや覚せい剤などのこと。らしい。
※ソフトドラッグとは、大麻やマジックマッシュルームのこと。らしい。
※海外では、アルコールやニコチンもハードドラッグに分類すべきとの声がある。らしい。
・これらに共通するのは、摂取した後には必ず “メリット” が発生するというところです。
・さらに摂取を続けていると、想像よりも多めに摂取しないとそのメリットは発生しないところです。
・いいかげん摂り過ぎだと反省し摂取を止めようとすると、なぜか心身に不穏な反応が出てしまうところです。
心身の不穏な反応とは、焦燥感だったり、イライラだったり、冷や汗だったり、手の震えだったり…
でも対策を知っているから大丈夫です。
その対応方法としては『もう一度あれを摂取すれば “メリット” が発生する』ことを知っているから大丈夫です。
依存のからくりは、摂取すると即効性があり、耐性(慣れ)がつきやすく、禁断症状(摂らない時のデメリット)がでるため、再び摂取して解消する。という循環です。
冷静に振り返ってみると砂糖も同じ依存性の高い物質でした。
たとえば私の場合、お菓子を食べると一瞬で幸せな気持ちになります。
即効性があるので、ストレスの解消方法としては唯一無二の存在です。
だからストレスで夜に眠れない時なんかはお菓子を食べたい訳ですが、それを我慢しているとイライラします。
これは一種の禁断症状です。
気づくとコンビニにシュークリームを買いに行ってしまいます。
そして食べると確実に眠れます。
でも翌朝、胃もたれがして気分が優れません…
調子が悪いまま仕事に向かい、何とか頑張りますが気分が優れません…
仕事のパフォーマンスは落ちて、うまく物事が進まないためイライラします。
イライラしたら、あれをすれば解決することを知っています。
そう。お菓子を食べるのです。
そうです。やっと判明しました。
心も身体も糖質依存していることに気づかされました。
ということで、私は、2月15日から『断糖』による “ケトジェニック・ダイエット” にチャレンジすることになりました。
<ケトジェニック・ダイエットとは?>
映画『あまくない砂糖の話』では、砂糖業界 vs 脂肪業界 には対立構造があり、砂糖業界が勝利をおさめたとのことでした。
その結果、なんでもかんでも “カロリー” で計算するという文化ができ上ってしまったということです。
たしかに、日々カロリー制限しているのになぜか太ってしまってしまいます。
たとえば、脂っこいものを控えたり、炭水化物や砂糖は控えて甘味料系にするとか、色々とカロリー計算をします。
でも、血圧が高くなり、糖尿病のリスクが上がり、内臓にも様々なダメージが増えてきます。
書籍『ガチ速 “脂” ダイエット』では、太る仕組みを以下のように記載していました。
私たちは食事をすると、血液中に含まれるブドウ糖の濃度、つまり血糖値が上がります。
するとその上がった血糖値を下げるために、すい臓からインスリンが分泌され、その働きによって血液中の糖が核細胞に取り込まれます。
そしてこのインスリンには、使いきれなかったブドウ糖を中性脂肪として体に蓄えたり、脂肪の分解を抑制したりする働きもあります。
人間がエネルギーを備蓄するうえで不可欠な働きではあるのですが、現代人はここで歯車が大きく狂ってしまっているように思えてなりません。
糖質主体の食事によって血糖値が上がれば、インスリンは大量に分泌されてしまいます。
その結果、余ったブドウ糖は中性脂肪に変わり、それらはやがて内臓脂肪や皮下脂肪となっていきます。
なるほど。糖質を摂りすぎると太るという仕組みがよく分かります。
体内が糖であふれかえると、糖尿病や心疾患などのリスクも高まってきます。
では、どうすればいいのか?
キーワードは『断糖高脂質食』です。
✕ 炭水化物 → ブドウ糖生成 → 糖をエネルギーとして燃焼 → 残糖が脂肪として蓄積 → デブる
〇 断糖 → 脂質 → ケトン体生成 → ケトン体をエネルギーとして燃焼 → 脂肪を優先に燃やす → 痩せる
このような身体になることを『ケトーシス』というそうです。
ケトーシスになると、口臭と体臭が酸っぱくなるらしいので、先に謝っておきます。ごめんなさい。
では、ここからは、ケトジェニック・ダイエットを開始してからの経過を記しておきます。
<ケトジェニック生活4日目>
あらゆる糖類を断つ生活をしていると、禁断症状に襲われます。
これを好転反応というそうです。
私の場合、まずは頭痛に襲われています。そして、今まで経験したことのない腹痛も襲ってきました。
全身が糖質を求めているのが分かります。
ただ、高脂質生活を送っているので、お肌の状態は驚くほど良好です。
食べているモノは、本で推奨されていた『紅茶 in MCTオイル』や『サバ缶』や『肉類』をひたすら食べています。
体重は早くも1㎏落ちました。
<ケトジェニック生活1週間後>
好転反応は治まりました。
脂質ばかり摂っているいるせいか、肌がモチモチの状態です。
小学生以来のぷるんぷるん感を一人で楽しんでおります。
金森式でおススメの『牛脂スープ』ですが、脂を飲むのはさすがにキツイです。
そして、最近では自炊が増えました。
肉やアボガドを使った炒め物がメインです。
グラスフェッドバターという良質な脂を使ったり、ナンプラーという鱼酱を使っていきます。
身体を『オメガ6(炎症促進作用)』から、『オメガ3(抗炎症作用)』へと切り替えていくためにも良質な脂を摂る必要があるそうです。
体重は1週間で2㎏も痩せました。
<ケトジェニック生活2週間後>
とにかく自炊が増えてきました。
あまり自分で作ってこなかったので、要領が分からず、どうしても多めに作ってしまいます。
とくに、脂質を多めに食べてしまうことになるため、胃もたれが厳しいです。
そんなこんなで、ちょっと嫌になり、2日間ほど暴飲暴食をしてしまいました。
ということで、体重は2㎏減で変わらず。
でも、体脂肪率は2.6%も落ちています。不思議だ。
<ケトジェニック生活3週間後>
ここだけの話、脂っこい食生活に嫌気がさしてきました。
もう止めたいです。とにかく野菜を思う存分食べたいのです。
ラーメンとか、チャーハンとか、パンとか、フライドポテトとか、異常に食べたいです。
3月は妻の誕生日があったので、1日だけ、家族で美味しい食事を思う存分食べましたが、あとはなんとか踏ん張ってます。
体重は3.85㎏減で効果が出てきました。
体脂肪率は変わらず2.6%減です。
まぁ、3週間の成果としては順調なのではないでしょうか。
<ケトジェニック生活1ヶ月後>
もうホント脂っこいものが食べたくないです。
でも、肌つやがとてもよく、体調は好調な印象です。
さて、1ヶ月の結果発表です。
体重:70.3㎏ → 65.6㎏(4.7㎏減)
体脂肪率:26% → 22.8%(3.2%減)
1ヶ月程度でかなりの効果がでました。
正直、さぼった日もありますが、まぁまぁ頑張っているほうだと思います。
<まとめ>
はじめのうちは、糖質をゼロにする生活、そして脂質を摂りまくる生活というものが想像できませんでした。
慣れてきた頃に感じたのは、あらためて糖質は本当に依存物質だったんだなぁ というものです。
ケトジェニック・ダイエット中でも、たまに糖質を食べてしまうこともあったのですが、やはり摂取した直後の幸福感はエグいです。
それはもう「悪魔的にうまい!」というほどのカイジばりにエグかったです。
無条件に幸せな気持ちになります。
手を伸ばせば即効で幸せがゲットできる世の中で、制限した生活を送ることは本当に難しいものです。
ただまぁ頑張ってみると成果はついてくるもので、他のダイエットとは違って確実に脂肪が燃焼されているのを感じます。
その証拠として、体重だけでなく体脂肪も減るので。
むしろ体脂肪率の減り方が顕著でした。
妻の印象では、「以前のダイエットでは顔まわりの肉が最後だったと思うけど、今回のは顔まわりが先にスッキリしたかも」とのことでした。
とはいえ、まだぼっちゃり体系なので、あと1.2ヶ月は続けてみたいと思います。
機会があれば進捗報告いたします。
それではまた。
アディオス・アミーゴ
理事・障害者事業部長
国家資格:公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
その他:TSM(トラウマセンシティブマインドフルネス)修了・SE™プラクティショナー初級修了・TFTパートナー・ChatGPTエジソン塾1期生・整理収納アドバイザー2級 など
『努力すること』と『環境に助けてもらうこと』のバランスを研究し、自分自身の最適化を目指して精進中