【SHIP職員インタビュー】「スポーツ業界からグループホーム職員への転職」サクレ江戸川 下敷領悠太さん

障害者グループホーム「サクレ江戸川」で職員をされている下敷領悠太(しもしきりょう・ゆうた)さん、

スポーツ選手、引退後はそのサポート役の仕事という経歴を持ちながらも、福祉業界へ転職。

その過程と、これからについてお話いただきました。

 

 

福祉業界とのご縁は「たまたま」

――障害者グループホーム「サクレ江戸川」で職員として働いている下敷領さんですが、そもそもどうして福祉の世界に興味を持ったんですか

 

下敷領

私は、中学・高校・大学、そして社会人野球・プロ野球と、一貫して野球に専念してきました。選手を辞めたあとも、スカウトや現役の選手のサポートをしてきました。その時点では「福祉業界にいこう!」とは思っていませんでした。

 

 

――思い切った転身ですが、では福祉業界を転職先とするきっかけは何だったのでしょうか?

 

下敷領

「たまたま」です(笑) もともと、新しい業界・業種で働きたいと思っていました。新しい環境に身を置いて挑戦してみたいという気持ちもあったのですが、一番は家庭との両立ですね。

 

スカウトの仕事は、選手の資質を持っていそうな人材を発掘するために全国を飛び回る毎日でした。サポートの仕事も、選手に寄り添う仕事ができる点では魅力だったのですが、こちらもなかなか決まった時間や長い時間、家にいられないという事情があり、だんだんと「この仕事をずっと続けていくのは難しいかな」と思うようになりました。

 

そこで、転職活動をするようになりました。転職サイトに登録をして案内メールを待ちました。そこでたまたま目に入ったのがSHIPの求人だったんです。

 

 

――本当に「普通の転職活動」だったんですね。どんな希望でサイトに登録したのでしょうか?

 

下敷領

あまり業界は限定せずに、人と関わる仕事をしたいと思っていました。結果的に内定をいただいたのが、不動産の営業職、メーカーの営業職、あとSHIPでした。実は、転職活動期間はあまり長くなくて、大体全部で2か月くらいでした。

 

転職サイト経由で案内メールが届いて、応募書類を送って面接の打診があって、面接したら内定をいただけたという感じです。SHIPに限っていうと、「『グループホーム』って何だろう?」というくらいの知識でした。

 

 

――そこからSHIPを選んだのは、何か理由がありましたか?

 

下敷領

はい。3点あります。1つ目は「新しい環境」だということです。それまで過ごしていた世界とはまったく違う環境に身を置けるので、その点に興味を惹かれました。

 

2つ目は「未経験でもOKで、資格取得のサポートが充実している」という点です。それまで野球一途だったので、仕事に必要なスキル不足を痛感していたんです。それが、SHIPは資格取得を法人側が手厚くサポートしてくれるという安心感がありました。

 

3つ目は「家庭での時間がちゃんと取れる」ことです。SHIPの求人に応募して初めての面接の日は、三人目の子供が生まれた日だったんですよ。だから、なおさら家事や育児の重要性を感じていました。実際、私が働いているサクレ江戸川はシフト制の出勤なのですが、希望すればちゃんと土日も休みを取ることができます。

 

 

新しい環境「グループホーム」で働いて

――SHIPの「サクレ江戸川」で働き始めた下敷領さんですが、働いてみた当初の感想はどうでしたか?

 

下敷領

分からないことがあれば先輩職員に何でも聞ける環境で、とても助かりました。また、入社1年目からでも研修などのフォローが充実しているなと強く感じました。自分が目指したいキャリアパスがすでに分かりやすく提示されていて、学ぼうと思ったらいくらでも学べます。

 

例えば、通常の会社の新人研修では「働く際のマナー研修」や「働くときに使うツールのレクチャー」などが用意されていると思います。しかし、部長クラス以上のためのマネジメント研修などの上級職用の研修は受けられないと思います。

SHIPは違います。私は2021年1月に入社したのですが、1年目から「サービス管理責任者(※)候補者研修」を希望して受けることができました。もちろん、一足飛びにサービス管理責任者になることはできませんが、私はSHIPという法人を一般職員とは別の角度から知りたかったので、研修受講を希望しました。

 

※サービス管理責任者
障害福祉サービスを提供する事業所において、適切なサービスが提供できるように全体的な管理を行う職種。管理職や指導者といったベテラン職員が務めることが多い。

 

 

――実際に働く中で、どんなときに「良かった!」と思いましたか?

 

下敷領

私は、とにかくグループホームの利用者様とコミュニケーションを多くとって深く関わるようにしています。担当の利用者様は全部で6名から7名ほどなのですが、利用者様から「この人(下敷領さん)で良かった!」と言われたときには、とても嬉しかったです。

 

未経験から働きはじめて、まず最初は100%先輩から教えられたとおりに業務をします。しかし、それだけでは足りないのでは・・・と思っています。そこに、自分なりの工夫を上乗せして、最終的には「先輩からの教え70~80%、自分の工夫20~30%」くらいにしています。そういった姿勢で働いていた上で「この人で良かった!」と言われることは、自分の努力が実った気がして、格別に嬉しいです。

 

また、障害福祉サービスを提供する事業所では、利用者様ごとに「個別支援計画」というものを作ります。利用者様の希望や特性を踏まえたサービスの方向性を決めて作成するものです。サクレ江戸川では半年ごとに更新していくのですが、更新するたびに個別支援計画にある課題がレベルアップしていくのが嬉しいです。

 

 

――逆に、「くやしい!」と思ったことはありましたか?

 

下敷領

はい。自分の技術や知識不足を感じたときは悔しいです。また、そういった不足が結果的になかったとしても悔しいときがあります。それは、自分発信でのサービスができなかったときです。

例えば、ある利用者様は毎朝歯磨きに30~40分かけてしまっていました。当然そんなに時間をかける必要はないですね。それが10分程度に短縮できたんです。そのこと自体はとても良かったのですが、それは先輩職員からのアドバイス通りにしただけだったんです。もっと自分が工夫すれば、もっと良かったかもしれないと思いました。

 

 

――自分に厳しいのですね!そういった思いを誰かに相談したりしているんですか?

 

下敷領

業務上の相談は、先輩職員やサービス管理責任者にしています。ただ、それ以外の心の中に生まれるモヤモヤのようなものは、口に出さないようにしています。口に出してしまうとそれが現実のものになってしまう、と思っているからです。

 

まだ野球に携わっているときの話です。私はピッチャーをやっていて、「苦手だな」と思っている打者がいたとします。それでも口には出さないようにしていました。「苦手」と口にだしたら最後、打たれてしまうと思っていました。口に出さないでいたら、時間が経つにつれて自然とモヤモヤはなくなっていきます。

 

 

下敷領さんの「これから」

――そんな下敷領さん、これからのキャリアをどうしていきたいですか。

 

下敷領

今勤務しているサクレ江戸川でサービス管理責任者になることを目指しています。私の上司にあたるサービス管理責任者の方のようになりたいと考えています。利用者様への寄り添う姿勢、職員への配慮や職員の力量を評価して導き出す力、それによる安心感。大いに見習って、自分のものにしていきたいと思っています。

SHIPにはジョブローテーションという制度があります。一人の職員が他の事業所での業務を体験していき、福祉職としてオールマイティなスキルを得られるように、という制度です。この制度は素晴らしいと思っていますが、まだ働き始めてから1年強の私は、ひとまずこのサクレ江戸川で、キャリアアップしていきたいと考えています。

 

下敷領さん、ありがとうございます。
野球に携わっていたときも、「サクレ江戸川」で働いている今も、
自分のやるべきことに一途な思いがひしひしと伝わってきました。
これからもその思いを大事に、経験を積んでいってください!