ケースマネジメント研修講師を務めました!

いよいよ夏本番! 今年もクソ暑い日が続きます…
地球温暖化…
少子高齢化… 
まあいいか…
 
さて、前回に引き続き、元々所属していたNPO法人エスエスエスから講師の依頼を頂きました!
その名も『ケースマネジメント研修』です。
エスエスエスでは、ソーシャルサポートの少ない利用者さんに対するケースマネジメントに苦戦しているそうで、真剣にどうしたものかと悩んでおられます。
 
ということでこの研修の講師は、この講座の内容にピッタリな相談支援専門員の遠藤さんに務めもらいました。
社会福祉法人SHIPでは『障がい者相談支援センターいまここ』という相談支援事業所を運営しており、遠藤さんは『相談支援専門員』として、日々のケースマネジメント業務に励んでいるのです。

<相談支援事業所とは…?>
主に、障害福祉サービスのコーディネートをする事業です。
サービス等利用計画というケアプランを作成し、障害のある利用者に必要なサービス提供プランを考えます。
地域の様々なサービス提供事業所の特徴を知り、最適なサービスへとつなぎ、利用者さんが望む生活の実現を目指して相談援助を提供することが主な仕事です。
ソーシャルサポートは、福祉サービスの事業だけに限りません。
障害者総合支援法では、地域生活支援事業のサービスもありますし、他にも、ご家族・近隣住民・交番・成年後見制度・医療保険サービス・介護保険サービスなど、様々な人たちとの連携を図ります。

<ケースマネジメント研修の内容>
今回の研修は、遠藤さんが実際にケースマネジメントしてきた事例を紹介しながら、参加者の皆さんとイメージを共有し、自分一人だけで解決するのではなく、制度・機関・人を巻き込みながら、みんなで利用者本位の自立の実現を目指しましょう!って感じで進めました。
 
① マネジメント事例の紹介 & 障害福祉サービスの概要 & グループディスカッション
② 担当ケースのケースマネジメントを考える
③ ソーシャルサポートネットワークをつくってみる

<レポートを一部紹介>
◎今までは、グループホーム等の支援付き住宅でないと難しいと勝手に考えていたが、居宅系の家事援助、就労系の移行支援や就労継続支援、居場所としての地域活動支援センターなど、利用者さんの一人暮らしや地域生活への想いを実現できそうな気がしてきた。
◎利用者さんの特性に応じて、希望と課題、使える社会資源(サービス)、申請の窓口について、一連の流れとして知ることができたので、自分の担当ケースと当てはめてイメージすることができました。
◎今までは『自分の組織の内部だけ』で問題を解決しようと思っていましたが、活用できる制度・資源を増やし、支援に結び付けていこうと感じました。
◎ソーシャルサポートマップを作成してみて、自分のソーシャルキャピタルの度合を可視化できたのが良かった。また、地域とのつながりが希薄だと感じたので、これからの課題として取り組んでいきたい。
◎ソーシャルキャピタルを単に機関同士のつながりで終わらせず、『人と人との強固な関係』をつくれるように取り組みたいです。
 
などなど… 前向きな感想をありがとうございました!