人生をひらく「第三の道」の支援論
ダイエット成功中の上田です。
6~8月の3ヶ月間で約9㎏の減量に成功しています。
さて、そんなことは誰も気にしていないと思いますので本題に入ります。
今回は『相談支援』をテーマにしたいと思います。
相談にのるということは、人生の道に迷った人に、その案内をしている状況なんだと思います。
どの道をいけばよいか?
道を尋ねられて、その答えを導き出している状況なんだと思います。
でも支援の現場では、クライエント自身が
道に迷っていることに気づいていない場合もあったりします。
だからといって、こちらから先回りすると過干渉になりますし、放置するとネグレクトになります。
今回のブログでは、これらについて日ごろ考えていることと、そこから得た大切な気づきをメモしておこうと思います。
相談支援の本質は、クライアントが 「自分の人生を、自分で進む力」 を取り戻す手助けをすることだと思います。
そのためには、前に出すぎず、引きすぎず、その人のそばにい続ける勇気が必要です。
自分で選んで、決めて、進む。—— その過程に伴走できることこそ、支援者の価値なのだと、私は感じています。
たとえば、
左に行く選択をすると、どんな未来があるのだろう?
想像できる人には、その結末をイメージしてもらいます。
想像がむずかしい人には、実際の体験を通して実感してもらう必要があります。
ただ、いずれにしても大けがには注意です。
失敗を経験させることが狙いではありません。
しかし、当然の結末は体験できるように導くことも大切です。
『失敗はせよ、成功には近い』
そんな感じの体験が必要だと思います。
その経験があって、『では、今度は右へ』という選択を考え学ぶのだと思います。
この選択は、いわば変化と挑戦になります。
コレ、すごいことなんですよね。
『相談にのる』とは、こんなスタンスで寄り添うことなのだろうと思います。
これって、子育てと一緒だよなぁ・・・と、気づきます。
さきほどの『右』という選択をしたとき。
おそらく試行錯誤したであろうから遠回りもしたはずです。
でも、試行錯誤した結果、なんとかクリアできた! とします。
この経験から大切な『気づき』を得ます。
この『気づき』が本当に大切です。
でも、『気づき』は言語化できないとなかなか深まりません。
そのために相談支援が必要なのだと思っています。
シンプルに、
「今回の体験では、どんなことに気づきましたか?」
この質問から大切な『気づき』が得られます。
今回はあまりにも遠回りをして苦労してしまった。
でも、なんとなく次は、もっとうまくできそうな気がする。
もっと『賢い道』があるかもしれない。と。
じつは、正しさ ではなく『賢さ』は、いつも『真ん中』にあることを学びます。
それが『智慧』なのだと。
コレは私の好きな『弁証法的行動療法』の考え方です。
ある課題を目の前に選択肢を3つ持てるようになれば、その人の人生はぐっと豊かになると思います。
たとえば、ある利用者の方が「働きたいけど、今の体調じゃ無理。でも家にずっといるのもつらい」と悩んでいました。
このとき、A=就職、B=在宅、の2択だけで考えていると苦しくなります。
そこで、福祉サービスを活用して「週2日の通所+在宅の日を交互に入れる」というC=第三の案を一緒に探ってみました。
すると、「それならやれそうかも」と表情がやわらぎ、そこから少しずつ行動が広がっていきました。
ひとつに依存して砕け散るよりも、二つの両極にブレて苦しむよりも、 真ん中にある第三案を一緒に見つけていくこと。
それが、人生の舵を自分で握るための支援になるのだと、私は思っています。
相談にのるということは、
人生の旅路を、クライエント自身が自分の力で実現できたと実感できるように、
時には斜め後ろから、時には斜め前から、クライアントの視界を邪魔しないように、大けがしないように。
クライアントが、自分で選んで、自分で決めて、その結末を自分で体験できるように、自分の意志で進んでもらうことが大切になると思います。
あなたの支援には、どんな「第三の道」があるでしょうか?
子育ても 支援も 育成も そういった仕事をしたいと思います。
今回のブログはちょっとエモかったな・・・
まぁいいか。
では、アディオス・アミーゴ

国家資格:公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
その他:TSM(トラウマセンシティブマインドフルネス)修了・SE™プラクティショナー中級修了・TFTパートナー・ChatGPTエジソン塾1期生・整理収納アドバイザー2級 など
『努力すること』と『執着を手放すこと』のバランスを研究し、自分自身の最適化を目指して精進中