【職員インタビュー】他業種から入職して支援を10年。部下の成長をサポートすることが新たな喜びに『友』原島さん

--簡単な自己紹介をお願いします。

 

原島:グループホーム友サービス管理責任者をしている原島です。

前職は高齢者の介護サービス事業所でマネージャーをしていました。精神保健福祉士の資格を取得していたので、介護よりも精神・知的障害者への支援の興味があり、当事者の方と直接関われるような仕事をしたいと思いSHIPへ転職しました。

SHIPに入ってから介護福祉士の資格取得にもチャレンジしました。

入社当時からラファミド八王子(グループホーム)で7年ほど相談援助やケースマネジメントの経験を積み、子笑(放課後等デイサービス)では1年半ほど知的・発達障害児への療育の経験を積みました。

 

 

 

 

--友でのサービス管理責任者としての役割や仕事の内容を教えてください。

 

原島:利用者様一人ひとりの個別支援計画を作成し、スタッフに支援の方向性を浸透させ、進捗状況を確認していきます。

計画にそった支援を実現するために、スタッフへの個別研修・集団研修などもおこないます。

事業所のサービスの質を高めるための『人材育成』にはとくに力を入れています。

それからご家族との連携や各関係機関との連携も重要な役割の一つになります。

 

 

 

--軽度・中程度の精神・知的障害から、重度知的障害までの支援を幅広く経験してきましたね。障害の重さによって支援のスタイルは変わるものですか?

 

原島:重度の障害をお持ちの利用者様の場合、自分の要望をうまく伝えることができなかったり、起こっている出来事に対して自分で判断することが難しかったりします。

そのため、ご自身で選択できることが限られており、職員が配慮して意向をくみ取るような支援が多くなります。

コミュニケーションの方法も、口頭でのやり取りではなく、環境から理解してもらえるよう工夫したり、行動を観察して要求したいことを読み取ったりしています。

 

 

 

原島:逆に軽度の障害をお持ちの利用者様の場合、ご自身でより良い選択をできるように配慮します。

利用者狭間の考えをじっくりと聴いて書き出して、課題の原因を一緒に突き止めたり、これから起こることを一緒に予測したり、どう行動していこうかを一緒に検討したりします。

このような支援のもと、自分で選んで、自分で決めて、自分で責任を持つ経験をたくさんしてもらいました。

 

 

 

原島:障害が軽度でも重度でも『できる部分を増やしていく』という目的は同じです。

ただ、年齢、障害の程度、種別に応じて、アプローチの方法は違ってきます。

また、同じ年齢、障害の程度、種別でも、一人ひとりの性格や成育歴、趣味嗜好、考え方は人それぞれなので、個別化したアプローチを心掛けています。

 

 

--障害福祉サービスの仕事のどんなところに魅力を感じていますか?

 

原島:支援者としては、利用者様とラポール(信頼関係)を築いていくプロセスがとても好きです。

上述したような関りのもと、結果として利用者様のできることが増え、利用者様のうれしそうな顔や自信をつけてきた様子を確認できたときが、もっともやりがいを感じる瞬間です。

 

 

原島:さらに、サービス管理責任者としては、スタッフが支援の力をつけてきたことをお互いに確認できたときにやりがいを感じます。

成長するためには、スタッフも利用者様と同じ道を歩みます。

やはり課題としっかり向き合い、それぞれのタイミングで課題を受容し、成長に向けた行動を起こし、それを継続するから成長していきます。

このようなプロセスに携われることに魅力を感じています。

 

 

--最後に、これから障害福祉の分野で働いてみたいと考えている人に、何か一言お願いします。

 

原島:私もそうなのですが、福祉未経験でも、他の分野の仕事をされていた方でも、この業界に興味がある方は飛び込んできてほしいと思います。

他の業種で経験されていたことも決して無駄にはなりません。

利用者様の『できることを増やす』ために、あなたの力を貸して下さい!